2009年12月30日水曜日

ズームレンズの画質#1

私を単焦点の沼に引きずり込んだ「事件」が今秋ありました。


2009/11/02 只見線 会津宮下~早戸

一見何の変哲もない写真。しかしよく見てみると・・・

2009年12月29日火曜日

3GbpsならSATA2という誤解

これずっと気になっていました。が、ようやく明快に解決しました。

参考「■大原雄介の最新インターフェイス動向■ Serial ATA 3.0編その2」http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/interface/20090630_298387.html

とてもわかりやすいです。

2009年12月24日木曜日

インフが出ない

インフってインフルエンザの症状ではなく、インフィニット(infinite)つまり∞のこと。

写真撮影の際に風景画等でピントを無限遠に設定することがあります。この「無限遠のピント位置」を略してインフと呼ぶことあります。それが出ない、つまり無限遠にピントが合わないという話。

2009年12月21日月曜日

米坂線団臨「ありがとう米坂線国鉄気動車号」詳細

以前の速報以来放置していた米坂線の団体臨時列車について。

 

これは先日の速報に載せた写真の後に振り返って撮影したもの。
前日の状況からキハ58のほうは臨時幕と判明していたので、これを先頭とするほう(つまり復路の撮影)はそこまで魅力的でないと判断。仲間共々是非52の顔を!ということで早々にこの撮影場所と決めて向かいました。

2009年12月19日土曜日

HGSTの2TBを導入

厳密には導入は未だですが、秋葉原で買ってきました。


やっぱりどんなものでも開封前のドキドキ感はたまらない?

2009年12月14日月曜日

米坂線団臨撮影結果速報

米坂線で走った団体臨時列車を撮影した結果の速報です。を略して「米坂線団臨撮影結果速報」

中央線の高架切り替え記事シリーズは終わっていません(そのうちこっそり終わらせます)が、次のネタが来たので掲載します。本項の詳細は後日。


先頭(米沢方)からキハ52−137(国鉄一般色)+キハ28−2371(国鉄急行色)+キハ58−1022(国鉄急行色)でした。

2009年12月9日水曜日

寒そうな朝

なんだかとても寒い朝だったので庭に出てみると、随所に本当に寒かった痕跡がありました。


まずは定番の霜柱。

2009年12月6日日曜日

中央線線路切り替え・その8

ようやく武蔵小金井に到着。


まだ使われていないのに車掌が確認するモニタはしっかり点灯。

中央線線路切り替え・その7

もはや終わるのか、このシリーズ。本当は武蔵小金井へ行かねばならないのに東小金井でとんでもない発見をしてしまいました。


あれ?

中央線線路切り替え・その6

前回は下りホームから数多くの警告を突破し決死の脱出劇を試みました(嘘)。でもあの警告の多さには感激です。今回は前々回の「謎の通路」の解決と南北を結ぶ地下通路について述べます。


 (写真は前々回の記事のもの)左下に見える工事作業用?とも見える通路。しかしなぜか線路に突き刺さる角度で終わっている。

中央線線路切り替え・その5


まったく完結する気配のない線路切り替え前の各駅報告です。前回は二基のエレベータまで紹介しました。今回はこれ(北口の改札付近で見られた表示)から。


あんたでかいよ。大きさといい、わざわざ2回も繰り返すあたりといい、南口よりも相当気合い入ってるし。

ということで今回はいよいよ通り抜け不可の駅構造に迫ります。

中央線線路切り替え・その4

前回に続いて旧線ホームが現役だった頃(って言ってもつい昨日)のレポート。今回は


ここから。

2009年12月5日土曜日

中央線線路切り替え・その3

ようやく武蔵境での撮影が完了し、次はいよいよ東小金井に。



一見特に変哲のないこの東小金井は実は一番ネタに富んでいた。

中央線線路切り替え・その2

前回に引き続き旧線が使用されている最終日のレポート。次は武蔵境駅


突然インパクトのある光景。出口と示された中央の通路は塞がれている。明日になれば開通しているのだが。


ん、あれ?

中央線線路切り替え・その1

久しぶりの話題は究極にタイムリーなもの。偶然友人と出かける機会を得たので、中央線の上り線(国分寺~三鷹)線路切り替え工事に関する事。旧線やら中途半端な駅の状態を見学してきました。まずは三鷹駅付近の新旧線が離合する近辺。


2009/12/05 三鷹駅付近

新線が間近に迫っている。本日で見納めな光景。

2009年11月30日月曜日

DVI方式の切替器

さすがに20インチのワイドモニタを1680x1050で使っているにもかかわらず切替器がミニD-Sub15pinなのは如何なものかと。 1280x1024なら大丈夫でしたが1680x1050となると信号に乗るノイズ(というか単に信号品質の低下)が多くて困ります。


そこでようやく登場のDVIに対応した切替器。マウス&キーボードも従来のPS/2からUSBに、併せて変更。おまけでUSB機器が2つまで接続できる特典付き(?)

2009年11月28日土曜日

久しぶりにパソコン環境変更へ

しばらく変化がなかった当方のパソコン環境ですが、とあるきっかけで大幅に変更することになりました。


写真はファイルサーバー(NECのExpress5800シリーズ)の中身です。

足跡

庭に穴を掘られました。モグラの仕業です。


このほかに2カ所も爆撃されました。毎度のことですが。

久しぶりにCanon EOS D60とCarl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZFを持ち出しました。EOS D60って明るいレンズについては意外とピントがつかみやすいです。

2009年11月18日水曜日

マイクロエース451系「急行みやぎの」

この製品はかれこれ6年前に発売されたもの。破格で売っていたので思わず買ってしまいました。定価の半額よりさらに安かったのです。通常なら3両編成すら買えないのでは?という値段でフルコース10両編成ですから、ついうっかり。


先頭車両。意外と無線アンテナが折れやすいので取り扱いは慎重に。

編成は基本+増結併せて

クモハ451+モハ450+サハシ451+サロ451+サロ451+サハシ451+モハ450+クモハ451+モハ450+クモハ451

という陣容。塗装はローズピンクにクリーム色の国鉄色。どうしても国鉄色の電車というと183系とか485系や583系の特急ばかり目が向いてしまうのですが、地味(でもないか)な165系や455系も注目しています。これ455じゃなくて451だよね?というコメントは勘弁。


451系でも初期車両は外吊りドアが特徴らしい。吊るためのガイドが再現されている。

さて買ってきた後でいろいろ見てみるとやはり通電不良や点灯不良が生じています。新世代ならいざ知らず、フライホイールって何?という旧世代のマイクロエース製品は「完成キット」と揶揄される始末。この製品は2003年5月発売ですから、ご多分に漏れず旧世代。安く叩き売られていた理由も分からないでもないです。

そこで改良しようと策を練りました。

1,ライトの通電不良

ライトの不良と言うよりは集電不良ですから台車のメンテナンスです。と、思ったのですが面倒なので台車を丸ごと交換することにしました。トミックスの485系向け台車を買ってくればいいはず。厳密には違うかもしれませんが、実車でも台車の系統は同一(DT32とTR69)なので通電改善されればよし。早くお店に取り寄せ依頼せねば。

2,モータのギクシャク

集電板の清掃、錆落とし、車輪洗浄で対応しました。集電板の清掃はほぼ錆落としになるのですが、レモン漬けにした後にアルコールで拭き取っています。ときどきバラして清掃しないといけなくなりそうです。続いて車輪洗浄。これはレールクリーナで徹底的に拭きました。集電板のメンテついでにトミックス製のモータに換装してしまうおうかとも思いましたが、安くないことと一通りのメンテナンスでかなりスムーズに動くようになったので今回は見送り。

このように考えています。所詮模型ですから好きなように弄り倒せばいいと思っています。最近は時間が無くて軽いメンテナンスをする余裕すらありませんが。

最新のZeissレンズ(for SLR)

一眼レフ用のZeissレンズがコシナ製造の下、ZF, ZS, ZK, ZEマウントとして蘇ったことは記憶に新しいこと。デジタルにも対応する能力を有し、現在では広角18mmから中望遠85mmまで7本とマクロに50mm, 100mmの2本の合計9種類。
描写はどれもすばらしいものです。しかしZFマウントには電気接点がありません。

2009年11月15日日曜日

新旧Distagon18

このレンズに限りませんが、以前のコンタックスブランド時代と比べて現在のコシナが製造を担当するZeissレンズはどうなの?という話。あくまでメーカ公表のMTFや歪曲収差から議論します。個体差等は考慮に入れませんから、そこまで極めたという人は独自の理論に基づいてヤシコンマウントかコシナ製造を選択して下さい。

2009年11月8日日曜日

秋の只見川第一橋梁

ここは何回来ても飽きが来ません。落ち葉掃きもここで撮っています。毎回少しずつ違う条件で構図も僅かに異なり、同じ写真は撮れません。次は真冬に来たいところ。


2009/10/31 只見川第一橋梁

2009年11月5日木曜日

只見川第一橋梁にてSL撮影

昨年も行った只見川第一橋梁におけるSL撮影。今年は上まで登ってみましたが、人の多さには辟易しました。もしかしたらSLの為にここに登ることは無いかもしれません。


2009/10/31 只見川第一橋梁

煙は完全にスカ状態。この場所は下り勾配なので煙を吐かないこともままあります。遠方は僅かに霞んでしまいましたが、それでもこの好天と水鏡だから文句はありません。

ここでの撮影後は大渋滞でした。この撮影地から「道の駅 尾瀬街道みしま宿」へ戻る際の下り坂が険しいため、人の流れが滞ってしまったのです。

2009年10月31日土曜日

DC只見紅葉号

秋臨で紹介した気動車の只見紅葉号。
車両について、若干の変更が出ました。

2009年10月26日月曜日

磐西只見ぐるり一週号

只見線の俯瞰へ行きました。


蒲生岳林道終点付近にある撮影箇所。問題はこの画面のどの部分を採用する(切り取る)か、です。結局こうしました。


紅葉が彩りを添える。※トリミングあり 2009/10/25 会津蒲生~会津塩沢

2009年10月23日金曜日

鳴子峡の絶景

鳴子峡、それは陸羽東線のサミット(標高が最も高い地点)です。錦秋の候、紅葉の見頃を迎えました。


2009/10/23 撮影

今年の見頃は残すところあと僅か。

鳴子峡は鉄道撮影に限らずかなり多くの人が集まります。紅葉の名所なのです。

この鳴子峡で鉄道を撮ると言えばもちろんここ。鳴子峡中山口の直ぐそばにある大深沢橋から狙います。

全体の様子というと下のようになります。良い天気。右の方に見えるのがトンネルで、ここからひょっこり顔を出すところを(この写真よりも拡大して)撮ります。


2009/10/23 EOS 5D mark2 + 17-40mm F4.0

当日は天候最高、しかも紅葉の状態も最高でした。かなり無理して行ったのですが、行った甲斐がありました。

2009年10月18日日曜日

コーティング

Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZFのコーティングについて。


コーティングの一例。ピンクや黄色に見えるのがコーティング。レンズ面での余計な反射の低下や、透過率の向上が目的。七色に変化するT*コーティングは見る角度によって色が変わります。





その1,しっかり濃い色が出ています。どちらかというと青~紫系統。


その2,これはこれで綺麗ですが、全体的に色が赤方向になって緑~赤系統。

この2枚をどうやって撮ったかというと、角度を変えただけ。まるで別の個体のように色が変わっていますが、レンズを回転させるだけでこうなります。よく観察すれば別にZeissレンズでなくてもこのように色が変わります。原因はわずかなコーティングのムラ(斑)だそうですが、撮影結果に影響を与えることはありません。

2009年10月13日火曜日

エクストレイルとデュアリスがリコール

デュアリスとエクストレイルの一部がリコールとなりました。当該番号はメーカページ

http://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/report2392.html

を参照のこと。

内容は

・ハンドル操作不能の可能性

・燃料漏れの可能性

ということでH19年7月から今年の5月までの製造分が対象だそうです。詳細は

http://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/report2392.html

ところでこの一覧の中に昨年から製造された分だけという形式が一つ。うーん、エクストレイルのDNT31ってなんだー。って、よく考えたら20GTです。DNT31のDはディーゼルのDですね。初期製造分はすべて該当のようです。

そういうわけで


これも見事リコール対象。

Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZE 発表

直に日本でも発表となるでしょう。同じ光学系のZFやZKに対して鏡筒デザインがやや変更されています。新たに鏡筒の金型を起こすの面倒だったような・・・。ZFとZKは同じ鏡筒でマウントだけ違うように記憶しています。

ところで最近気づいたのですが、ZEマウントはピントリングの回転方向がキヤノン純正レンズに合わせてあります。ZFと逆向きなのです。ということは1.4/50のようにZFとZEのデザインが似ている場合でも多くの部品が新規制作になっているはず。

しかしこのZEマウントは絞りリングが設定されず、フルマニュアルと呼んで良いのかどうか。50年経っても使えるレンズ、それは絞りも含め て完全に手動であること。何かしら電子基板を積んでいるだけで嫌です(もっともZEマウントレンズの程度であれば50年くらい大丈夫にも思いますが)。

NikonF→EOSのマウントアダプタを介さずに使った方が安心感はあるかもしれません。フォーカスエイドも効きます(精度は別として)。 Exifもしっかり残ります。それでもせっかくマニュアルなんだから究極の不便さ(しかし不快ではない)を求めてみるのもいいように思います。

というわけでもしD28を買うならZFで。というかY/Cマウントの2.8/28も魅力あります。中古なら2万~3万くらいで買えるし。嗚呼レンズ沼。

(追記)
ZEマウントは大柄です。ZFのほうがスリム。値段が高いのはマウントアダプタを買えば相殺されます。が、ただでさえ重厚な作りですから、より大柄で重くなるとなると・・・

(追記2010/09/05)
少し前にDistagon28/2.8を買いました。AEJだと干渉があったため、仕方なくMMJの個体を購入。

2009年10月11日日曜日

メジロ目撃


今年もメジロを見る時期になりました。

金木犀が綺麗なのでEOS D60にMakro Planar 2/50をくっつけて撮っていたのです。


すると突如メジロの鳴き声。初めははっきり分からなかったのですが、すぐに「ああメジロだ」ということでレンズ換えて撮りました。それが冒頭の写真です。

もう少しすれば餌もなくなり、庭の柿を啄みに来るでしょう。

2009年10月10日土曜日

キンモクセイ

久しぶりの「身近な出来事」は金木犀。


2009/10/08 canon EOS 5D mark2 + sigma 70-300mm F4.0-5.6 DG OS 

コントラストを強くして硬調な印象に。この時点では「開花前」

今年のキンモクセイはやや遅め。それでも一昨日に開花寸前で今日はすっかり開花していました。これから散ることで周囲にオレンジのゴミをまき散らしてくれると期待しています。迷惑きわまりないですが。

ここからの撮影は本日。またレンズはMakro Planar T* 2/50 ZFにスイッチ。


広角的に50mmを使うとこんなになるのだろうか。

ちょうど50mm所謂標準レンズというと人間の視覚に近いのです。引いて広角のように、寄って望遠のようにと使い分けが出来るらしい。


金木犀の花ってじーっくり観察することはあまりありません。なぜならすごく小さいから。そこでかなり寄って内部を観察してやろうと思いましたが、まだ小さいです。


ちょうど今が満開。咲き乱れる様子を正方形にして表現してみました。今にも「あの香り」が漂ってきそうです。

2009年10月8日木曜日

シグマ 70-300mm F4-5.6 DG OSのインプレッション&実写3

今回は逆光耐性とAFについて。逆光はかなり強いという印象です。詳細は「つづき」から。

台風がようやく去っていったので好天に恵まれました。試合会場は多摩川河川敷。

1,逆光
まず逆光耐性(ゴースト、フレアー等)について。結果から述べれば優秀。ただしある条件では激しいフレアーが登場します。

こんな構図でもゴーストが目立ちません。

次にフレアーチェック。望遠端で画面右側から日が射しています。


△ちゃんとフードを使えば問題なし。


△画面左下に注目。白っぽくなっています。フードを使わず、望遠端で絞り開放だと生じる現象。

そしてさらに条件を変えると


満を持してフレアー登場(上写真)。でも「ようやく出せた」というのが率直な感想です。意地悪く太陽へレンズを向けない限り、フレアーで悩まされることはないでしょう。

ということで(私個人は)本レンズは逆光でも比較的強いという結論を得ました。

2,AFについて

望遠側ではジャスピンですが、広角側ではすこし前ピンなようです。F8とすれば(本来ピントが来るべきである面が)被写界深度内に入るので実用上OKということになります。ただAFのみでは開放から使えません。

そのうちシグマのセンターに調整に出すようかもしれません。

3,おまけ


いいもの見ました。露出良し、明るさ良し、コントラスト良し。若干トリミングしていますが。

2009年10月6日火曜日

不思議な世界

シグマ 70-300mm F4-5.6 DG OSで盛り上がっている当ブログ(??)ですが、庭で不思議な物を発見してしまいました。

久しぶりに登場のCarl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZFです。相方はEOS 5D mark2


これは一体・・・?

この光景、写真にしてみると思わず引き込まれそうになります。


「これ何?」そんな印象です。


まさしく色とりどり。ボケの具合も絶妙。


撮影した中で一番好きなカットはこれです。

以上、とっても不思議な世界の紹介でした。

シグマ 70-300mm F4-5.6 DG OSのインプレッション&実写2

新型の手ぶれ補正付き望遠ズームレンズ「シグマ 70-300mm F4-5.6 DG OS」の使用感など、第二回目です。

なお「手ぶれ補正の効果の程」は連日の荒天により実験が出来ておりません。しばらくお待ちください。

いろいろ書くよりも実写画像の方が「効果的な説明」であることもあります。今回はアリのいる彼岸花を5Dmark2にて撮影しました。


2009/10/04 13:00頃 自宅にて

Camera: Canon EOS 5D mark 2
Lens: SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG OS
Time Value=1/500 (sec)
Aperture Value=F8.0
Expose Compensation=0 (steps)
ISO Speed=200
White Balance=Sun

なお撮影距離はほぼ最小値(約1.5m)で、ピクチャースタイルは忠実設定。

デジタル露出補正や撮影後のホワイトバランス調整、コントラストあるいはシャープネスは一切手を加えず(ノーマル)。JPEG画質はDPPで6としてRAWからオリジナルの画素数で展開。画像を見て各人判断していただければ宜しいのですが、私見を述べます。

1,解像力コントラスト共に及第点ではあるが、キレはもう一歩である(質感や葯の解像力は良いとしても、アリが少し甘い)

2,中心部の色収差の押さえ込みは優秀だが、画面周辺部ほど紫、緑の色収差が生じる(画面中央下に存在する高輝度部分は紫の縁取りが見られる)。

3,後ボケは素直であり、二線傾向も感じられない。一方の前ボケは合焦~ボケの境目が汚い。大きな前ボケなら綺麗。通常の望遠レンズに散見されるボケの傾向と同一である。

4,周辺光量は一段の絞り込みで十分な値が得られる。具体的には下の画像を参照。

(a) 絞り開放 Aperture Value=5.6(F5.6) 


(b) 一段絞り込み Aperture Value=8.0(F8)


こうして比べてみると開放として周辺を落とした方が立体感が増しています。

絞りを変化させたためボケの加減も変化し、一概には言えませんがメインとなる被写体を強調するために絞り開放とする手もあるようです。

2009年10月1日木曜日

立川駅での253系の見学

立川駅で中央線最後の253系NEXを見学しようと目論みました。ところが・・・

2009年9月22日火曜日

2009年9月17日木曜日

久しぶりに撮った鉄道の写真

引退が間近と言われている中央線の201系。青梅特快として青梅へ向かっていくところを目撃したので追跡して西立川へ。

※トリミング有
2009/09/17 西立川駅
EOS-1D markII + Nikkor 200mm F4.0

2009年9月15日火曜日

Carl Zeiss Distagon T* 3.5/18 ZE 発表

噂(PIE2009)で出ると言われていたEFマウントのDistagon 18/3.5ですが、ようやく発表になりました。ただしZeissサイトでのみ。コシナのホームページにはまだ何も書いていません。

2009年9月11日金曜日

TOMIX動力台車を整備

果たして有名かは分かりませんが、TOMIXの動力台車(動力車に使われている台車)はメンテナンスをしないと使い物になりません。そこでメンテナンスのポイントを解説します。


(上写真)問題の台車。

さて未整備の台車には問題が二つあるのです。まず最初は

・走りが悪い

買ったままでは走りが滑らかではなく、場合によっては使い古した車両のようにギクシャクした動きになります。決して悪いわけではないのかもしれませんが、十分丁寧に整備してあげればかなり滑らかに走ってくれます。

もう一つの問題それは

・点いてはならぬヘッドライトがちらつく

これは単なるちらつきではありません。本来はテールライトのみが点灯するべき状況で、ヘッドライトも点いてしまうのです。動力車特有の問題で、トレーラー車は問題ありません。初めに気づいたのはキハ22の単行運転時。ライトの不調を感じたら動力台車を分解してみてください。私も信じられませんが、問題が大幅に解消されます。
それでは整備してみましょう。

(注意)動力台車の分解は破損の可能性があります。破損したら、それは分解する人の技能が十分でなかったことを意味します。つまり自信がなければ止めておきま しょう。しかし幸いにも動力台車はテックステーションにて入手可能で、あまり高価な部品ではありませんからチャレンジする価値はあります。ただし部品代を請求しないでください。以下の作業は全て各自の責任にてお願いします(なお手で丁寧に分解すれば通常は壊れません)。


・分解


まず半ば強引に爪を引っかけて半分だけ持ち上げます(下の写真と比較してください)。


続いて4方向にうまいこと引っ張りながらずらしてあげれば大きく二つの部品に分かれます。分けるときは

・歯車の向き
・ゴム付き車輪の方向
・枠の向き

に気をつけましょう。また車輪が外れると集電板も簡単に外れてしまうので紛失しないよう、また内側外側に気をつけてください。


※注意 撮影のため集電板を外していますが、通常は集電板を外さずに作業が出来ます。

重要なのはこちらの側。バラした相手であるプラスチック枠のほうは特に手を加えません(可動部がない、ただの枠なので)。

・塗布


ここの回転部に粘度の高い油を差します。機械用のグリスが適当かと思います。先端が尖った綿棒(模型用のでもいいですし、カメラのメンテナンス用として堀内カラーから出ているものでもOK)や爪楊枝を使うと楽です。塗布部は下の写真を見て類推してください。


黄緑色のグリスが分かるでしょうか。このように回転部にくっつけてやります。歯車には付けるか付けないか迷いますが、付けておきました。ただしあまりにも大量にグリスを塗ると組み立てて線路を走らせたときに油をまき散らすことになるので気をつけましょう。
あとは枠を適当に押し込んで終了です。最後に今回使用したグリスです。


自転車部品メーカとして有名なSHIMANO社が製造するグリスを利用しました。今回のこの作業、液体の油では効果があるか分かりません。

以上の作業を行うことで低速時の粘りが大幅に向上し、また本来点灯してはならないヘッドライトのちらつきが各段に減ります。

(附記・撮影レンズについて)

今回はいつもと同じくCarl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZFを使用しました。が、撮影対象が非常に小さいので殆ど全てNikonのN-M2(Micro-Nikkor-P.C Auto 1:3.5 f=55mm用の中間リング)を用いています。ただし最後のグリス紹介の写真だけは使っていません。

なお中間リングを用いた写真は全て殆ど等倍撮影です。

等倍で開放絞りにした場合まともにピントを合わせられません。また絞っても画質はあまりよくありません。Makro Planarがハーフマクロである理由はこのあたりにありそうです。つまり等倍撮影に向いた光学系ではないのです。絞り込めばまずまず使えますが、シャッ ター速度は遅くなって実用的でありません。
また等倍撮影のためには巨大なヘリコイドが必要となります。ただでさえ大きく重いレンズですが、さらに重くなってしまうのです。そう、Makro-Planar T* 2.8/60("C"が付かないタイプ)のように。



中心部の等倍切り出し。多少は絞ったのだが、それでもこの画質。悪くはないが甘い描写である。