2013年の会津の桜は大乱調でした。まず連休になっても気温が上がらない。ちょうどこの頃に私が居たのは金山町ですが、朝晩は氷点を行き来するくらいの気温でした。日中も20度に届かない日が連続したため桜はいっこうに咲く気配を見せません。
その代わりにものすごく綺麗だったのが春紅葉(現象名・植物名ではない)です。葉っぱが芽吹いた後で葉緑素を送り込む直前に見られる金色の輝き。それは秋のいわゆる紅葉よりも遙かに綺麗という評判すらあります。
道の駅での車中泊はダウンにシュラフという重装備で丁度いいくらいでした。こんな寒い朝に見られる木々の輝きはそれはもう息を呑むほど。
秋の紅葉は私事で撮れません。秋の輝きも素晴らしいものがある一方で、春の輝きを最後に見られて良かった。