ひとまずPentax 67 M* 300mm ED (IF)で試し撮りしてた中で発生したので比較
どちらもF8.0ですが、感度を100と200でシャッター速度を変更しています。
ss = 1/60 (s); ISO 100
![IMG_5943](https://farm9.staticflickr.com/8602/15776773669_c053973103_c.jpg)
ss = 1/125 (s); ISO 200
![IMG_5944](https://farm8.staticflickr.com/7509/15937006766_58b304ebe0_c.jpg)
この大きさだと目立ちませんが、センターのクロップを50%で見てみます(オリジナルを見たければFlickrからダウンロードしてください)。
ss = 1/60 (s); ISO 100
![](https://1.bp.blogspot.com/-8DQ0KjMYnUo/VIdWTKPS8GI/AAAAAAAACAg/enpDBfZyM8o/s1600/15776773669_241f88521b_c.png)
ss = 1/125 (s); ISO 200
![](https://4.bp.blogspot.com/-FqVs0m8cMV8/VIdWTMPvnmI/AAAAAAAACAk/c3uZjIGa05s/s1600/15937006766_f41782fd1f_c.png)
どっちもミラーアップはしましたが、ミラーのブレが収まるまでに要した時間が違った可能性があり、それがシャッター速度1/60秒におけるブレの原因であった恐れはあります。しかし今回のブレの原因はおそらくシャッターの抱える機械的な問題で、この問題は多くのカメラが抱えているものです。問題を抱える場合は1/60秒から1/30秒の間でブレが目立ちますが、電子先幕を搭載するD810などを使わない限り解決しません。
なお一部では、シャッター速度が遅くなった場合はブレが減るという表現がありますが、これは間違いです。ブレが減るのではなく目立たなくなるだけです。
たとえば1秒露光の場合は、まず最初の1/60秒で大きくブレを生じます(ブレそのものはいつでも同じ大きさ)。続いて1/30秒程度でブレが収まります(ここまでだいたい1/20秒)ここからの19/20秒はブレが存在しないため、合計の1秒では1/20秒露光に対してブレが少なく見えるだけのことです。