2014年9月16日火曜日

ニコンのD750に思うこと

フォトキナに合わせての発表ですが、ニコンの発表したD750について感じたことをまとめます。
http://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d750/

D800が出てからD700の後継機種が出ないのか期待されていた中、数値が700番台のD750には期待がかかっていた。具体的にはD4Sと同じ撮像素子で高感度はもちろん得意、そして連写重視(たとえば10コマ/秒)のFX機になることが期待されていたのではないかと思います。10ピンターミナル装備でファインダーは丸窓、そういう期待の中で出たのは「D620」と言えるようなスペックの機種でした。

今のニコンにおける135判デジタル一眼レフ(FX機)のラインナップは
D4S - D810 - D750 - D610 - Df
ですが、特にD750とD610で特性の差別化ができていません。これがD750→D620と言われる所以なのですが、どうせならD750はかつてのD700のように連写強化することで
1. D4S → スチル最高峰
2. D810 → 高画素超高精細
3. D7?0 → 連写重視(画素数はD4Sと共通・30万円)
4. D6?0 → 動画重視(FX入門機を兼ねる・25万円)
5. Df → デザイン重視

これだったら700番台の一貫性も保てて600, 700, 800番台のそれぞれの立ち位置も明快で良かったと思います。
1080/60pに対応した動画、バリアングルは良いのですが、どうしてD620じゃないのかが疑問です。せっかくD700で築いたイメージを崩壊させてしまいました。

もちろんニコンもマーケティングはしっかり行っているはずですし、その結果を基にして製品開発をしてきたはずです。こんな素人の「ボクがかんがえた、さいきょーのラインナップ」には何らかの大きな問題があって実現できなかったのだとは思いますが、でもどうして今回の機種にD750という数字を割り振ったのかは分かりません。

追記: D750をあくまでD620として考えればD610に対して性能向上してるので、ここまで非難を浴びることはなかったでしょう。D750が魅力的な機種なのは間違いないのですが、価格を含めて考えてもD610が今後ラインナップに残るとは思いません。

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