2015年12月7日月曜日

D810Aへの期待

このところD800を使っていますが、2つほど大きな不満があります。ライブビューで的確なピント合わせが出来ないことと、電子先幕がないこと。とくに後者はシャッター速度が1/125 sより遅い(露光時間が長い)と三脚を使って適切に固定してもブレ(1ピクセル弱)を生じるらしいということでD810発売後に一度だけ導入を検討しました。しかし改めて考えると買い換え差額を払うほどの機能的なプラスがないから見送り。

しばらくしてD810A(D810の派生モデル)検討しました。長時間露光でアドバンテージがあるのは明白なようですが、どうやらRAW撮影の場合は通常のシャッター速度でもISO 800以上でD810に対して1段ほどノイズが少ないらしい(D810AのISO 1600はD810のISO 800程度)ということが分かってきたためです。

2015年9月25日金曜日

フォルクスワーゲンの排ガス騒動

ことの発端は昨年5月「実測値が規制値を大幅に上回る」という外部からの報告だったようです。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150923/k10010245371000.html

“アメリカ環境保護局は、去年5月、フォルクスワーゲンの走行中のディーゼル車から出た排ガスの数値が非常に高いという外部からの指摘を受けて、初めて問題を把握しました。”

2015年9月12日土曜日

今回の大雨関連の備忘録

今回の水害で気になった部分だけまとめ。学んだことはテレメータはアクセス規制がかかることがあるようなので、個別ページをブックマークしておいたほうがいいこと、夜中に避難指示が出たり、氾濫が発生することもあること。そして夜中に避難することは危険な場合があること。


2015年9月11日金曜日

ZEISSから出たMilvusの6本の光学系

ZEISSから新シリーズMilvusが出ましたが、50/1.4と85/1.4だけが新規光学系で、残りは外装の変更のみです。目的は販売のテコ入れか、コストダウンかよくわかりませんが、個人的にはデザインが嫌いです。

今のところは旧来の製品もClassicシリーズとして併売するつもりのようですが、いつ終了させるのか気になります。ZEISSの発表では「今後数年間にわたってさらにレンズが追加される」ということなので、順次ClassicからMilvusに移行していくのではないかと思います。

2015年9月9日水曜日

Batis 85/1.8はコシナ製じゃないと思う

この記事で一部話題になってますが、根拠がありません。

http://camera.reviewjapan.net/blog/2015/09/10427/

eBayの出品が根拠と言われても「違うだろうな」って思います。

http://www.sonyalpharumors.com/zeiss-batis-sells-with-cosina-warranty-in-japan-so-now-you-know-who-builds-them/

違うと思う根拠(1)
そもそも特許関連でタムロンが有力です。
http://galeriefb.blogspot.ca/2015/04/brand-new-zeiss.html
http://egami.blog.so-net.ne.jp/2015-05-27

とはいえ今回はどこが作ってるか推察するのではなく、コシナ製ではないであろうことを示す根拠を見つける方が良さそうなのでその2

2015年9月4日金曜日

SMC Pentax-M* 67 400mm F4 ED [IF]

67 M*の300を使い始めて以降その性能に驚愕していましたが、テレコンを付けると2段くらい絞りたい状況。なんとなくふわっとしてボケもイマイチで、かといって2段も絞ると実効F11だから使いづらい。そこでさらなる焦点距離を求めてインターネットという電子の大海を彷徨っていました。ことあるごとに目にするM* 400の評判に惹かれ、ついに導入しました。

M* 300同様にD800でもまったく問題なし。ボケの縁につく色はM* 300のそれより大きいものの、ピント面での色収差はきっちり押さえ込まれていて好印象。テレコンの相性はM* 300と似たようなもので、D800では2段ほど絞り込まないと使いづらいようです。

サイズや重量の制約から、前玉径が約100 mmあたりが限界なのと、開放F値がF4.0ないとシャッター速度が稼ぎづらいのでこのレンズが「ラスボス」という感じでしょうか。

作例1
割と近距離でD800との組み合わせ
絞り開放F4.0でこの描写なので、積極的に使えます。

2015年8月7日金曜日

2015年7月25日土曜日

How to fix black screen on Open Broadcaster Software

Duplicating secondary monitor which is quite important if you play with Oculus on laptop.  Open Broadcaster Software (OBS) that is free and open source software enables us to monitor what's shown on Oculus, but sometimes shows just black screen.  One of the reason is Optimus which I believe you hate and are eager to kick it out from your laptop if you play 3D game quite often.

OBS uses NVIDIA graphic (High performance graphic) in some environment instead of Intel graphic (Integrated graphic) resulting black screen even if you configure correctly.  To change it, go to NVIDIA control panel, manage 3D setting, then choose Program Setting and add Open Broadcaster Software manually (i.e. click 'Add' and pick Open Broadcaster Software or click 'Browse' then find the software in case not listed)

Done!  You should be able to capture the entire monitor.

(*) the following part is same as what written above, but written in Japanese.
(*) 以下は日本語

拡張モニタをメインモニタに複製して映すことはOculusで遊ぶ人にとってかなり重要です。Open Broadcaster Software (OBS)は無料でオープンソースなソフトで、この機能を実現してくれるのですが、ときどき黒い画面しか映さないことがあります。原因の一つはOptimusです。個人的にはこのOptimusはゲーマーから嫌われ、是非なくしてもらいたい存在と思いますがさて。

OBSは環境によって(内蔵のIntelのじゃなくて)NVIDIAのグラボを使うのですが、これがたとえOBSの設定を適切に行っても黒い画面が表示されてしまう原因です。この設定を変更するにはNVIDIAコントロールパネルを開き、3D設定へ移動、プログラムの設定のタブを開いてOBSを手動で加える必要があります(具体的には「追加」を押してOpen Broadcaster Softwareを選ぶか、もし一覧になければ「参照」を押してソフトを探し、加える)。

これだけ!こうすればモニタのキャプチャが可能になります。

2015年7月23日木曜日

またBSoDが出た

いつになっても嫌なBSoDですが、先日たしか月曜日のあたりに出ました。nVidiaのドライバ(というよりOptimusとOculusドライバの相性)が原因で発生したのでF8でセーフモード起動→グラボのドライバ削除→再起動で復帰しました。

Windows 8.1とかだとF8でブートオプションに入るには、このサイトにまとめられてる方法をとる必要があります。何回も再起動させて、セーフモードの起動というオプションを選ぶのも手ですが、時間がかかって面倒なので、Optimus + Oculusの環境の人は予め設定しておくと楽です(設定は1度だけでOK)
http://win8room.net/2013/05/23/2451.html

これとは別に今朝、まったく予期しなかったBSoDが出て原因を追及したかったのですが残念ながら特定には至らず。ただイベントビュアーからエラーコードの特定まではわかりました。


イベントビュアーを開いてWindows Log→Systemと辿り、場合によってはCriticalをフィルターしてここに表示されているようなエントリを探します。エラー内容の「BugcheckCode」というのがエラーコードで、ここでは159ですが10進数での表記です。ググるときは16進数のほうがヒットしやすいので変換します(今回の159は0x9Fになる)。このあたりの詳細はここ(マイクロソフトの公式)

それで今回の0x9Fって何かと思ったらハードウエアの電源関係のエラーみたいなのですが、具体的にどのデバイスがおかしかったのかまではちゃんと見ていません(Parameter 1が0x3なのでParameter 4からヒントは得られるようですが、そこまでちゃんと見てない)

2015年6月25日木曜日

Change object color with Unity5 (C sharp)

Here, I explain how we can change object color in Unity 5 with C sharp script.  Most of the examples I found can be applied to Unity 4.  Assume that you use Unity 5, the object name in the scene is "Object1" and C sharp script is used to archive this.

First, you have to pick the object, then assign color like the following

TempObject = GameObject.Find("Object1");
TempObject.GetComponent().material.color = new Color(0.75f, 0, 0, 1);

With this example, the color will be red; it should be noted that all of the variable is within the range of [0, 1] by default.  If you prefer to use byte instead, you can use

TempObject.GetComponent().material.color = new Color32(191, 0, 0, 255)

That's it!

(*) The following part is the same explanation, but written in Japanese
(*) 以下、日本語

今回はどうやってC#のスクリプトを使ってUnity5のオブジェクトの色を変えるか説明します。ググって見つけた方法はUnity 4にのみ適用可能な方法でした。オブジェクトの名前は"Object1"と仮定し、スクリプトで色の変更を実現するものとしてます。

始めにオブジェクトを見つけて、色を割り当てます

TempObject = GameObject.Find("Object1");
TempObject.GetComponent().material.color = new Color(0.75f, 0, 0, 1);

この例では色が赤になります、色の範囲は標準だと[0, 1]です。かわりにバイト値を使いたい場合は次の方法が使えます

TempObject.GetComponent().material.color = new Color32(191, 0, 0, 255)

以上!

2015年5月20日水曜日

ペンタックス M* 67 300mm F4 ED (IF)の使用感

実写レビューは掲載しましたが、使用感は掲載してなかったので簡単にまとめます。

1, 大きさ
大きさはレンズ単体ならまだしも、カメラに装着するとやっぱりデカいです。通常は300 mmというと望遠(テレフォト)構成で、レンズの先端から結像面までが実際の焦点距離よりも短くなる(たとえば240 mm)で、この比率をテレフォト比(先の例の場合は240 / 300で0.8倍)なんて呼んだりします。
ところがこのM* 67 300 EDはレンズ単体で209.5 mm(厳密にはレンズの先端というより鏡筒の先端から計算ですが、だいたい合ってる(10%、21 mmの差違はないのでこれで代替します)これにフランジバックが85.0 mmなので294.5 mmですから、実焦点距離の300 mmに対してほぼ1.0という設計です。長い!

2, 重さ
やっぱり重いですが、広大なイメージサークルを持つサンヨンなので仕方ないかなと思える程度です。

3, フォーカス
これはやりやすいです。IF方式なのでピントリングの回転は簡単です。ピントも十分に見やすい(645Dのスクリーンにおける感想)。

4, 三脚座
思いの外、使いやすいです。脱着不可能ですが、高さがほとんどないので収納時に邪魔になりません。しかも撮影時も左で支える場所として最適で、これもまた背が低いためにフォーカス操作が簡単にできます。

5, 描写
F4.0だとちょっと甘いけど必要十分
F5.6だとかなり良い線いく
F6.7から回折が顕著になる絞り値まで最高の描写

興味深いのは倍率色収差が皆無という点で、軸上色収差もほとんど見当たりません(ボケにも色がほとんど乗らない)。絞り開放でわずかに甘い感じはありますが、それでも色収差が残っているレンズに比べれば遙かに良い描写です。この差はD800においてもアンシャープマスクの量で十分に補える程度のものです。

6, テレコンはどう?
D800でのテストですが、リアコンバーター1.4xを使うとピント面は「悪くない描写」 である一方で前後のボケは影響を受けています。絞り開放から2段くらいは手前のボケがやや気持ち悪くなります。これは645Dでも確認されました。実効F11あたりからはボケも暴れなくなりますが、シャッター速度を確保するのに苦心します。どうもこのリアコンバーターは400 EDに合わせて設計されてるということなので、これに装着したときにどのような特性を見せるか興味深いです。そんなことなかった

2015年4月15日水曜日

SMC Pentax-A 645 55mm F2.8を645DとかD800とか1Ds2に付けてみる

もともとはSMC Pentax-A 645 55mm F2.8+645Dのテストだけのつもりでしたが、ついでなのでアダプタとっかえひっかえして、水平の画角が揃うように撮影距離も適当に場所を移動してD800と1Ds2でも比較してみました。

ピントをそろえるのが難しくて、ずいぶん頑張ったのですがそれでもD800だけは少し手前にピントがあっています。
すべてRAWからLightroomで現像し、シャープネスとノイズリダクションはゼロにしています。
露出は645Dを基準にD800が-0.33で1Ds Mark IIが-0.50だけ補正(実効感度が違うか、シャッター速度がズレてる)
色はホワイトバランスによって調整し、地面の色をできるだけ合わせました。空の色がこれだけ違うのは仕様?

645D, F2.8, ISO 100



645D, F5.6, ISO 100



645D, F11, ISO 100



D800, F11, ISO 100



1Ds Mark II, F11, ISO 100



おまけでISO 1600の比較
ここではシャドーノイズに注目

645D, F11, ISO 1600



D800, F11, ISO 1600



1Ds Mark II, F11, ISO 1600



F11ならピントのずれがほとんど分からないので掲載しましたが、F2.8同士で見てみるとD800だけ中央の木の手前まで被写界深度が伸びています。このあたりのフォーカス微調整はライブビューを使っても難しいです。詳しくはアルバムを見てください。

https://www.flickr.com/photos/113771665@N04/sets/72157651962111231/

2015年4月13日月曜日

645DのCCD比較

1台目と2台目と、どのくらいCCDに違いがあるか比較してみました。共にISO 1600のRAWで撮って現像時に+5.0のデジタル露出補正をしています。


これ(上の画像)が1台目で、左下に青い線があるのと、センターの境目がはっきりしています。


一方でこれ(上の画像)が2台目で、目立つ色はないのと、センターの境目も(比較的)不明瞭です。ちなみに2台目のピクセルマッピング実施前は下の画像のように右側に細い黄色の線が出ていたので、一瞬「またか?!」と思いましたが、実施後には綺麗に消えました。


機種はまったく別ですが、にたような症例に直面した人がいました。
http://hamashun.org/archives/2000723.html

交換してもらった645D

CCDに問題があった645Dですが、販売店に問い合わせたところ今回に限っては交換にて対応したいとのことでしたのでお店に一旦送って(送料が33ドルかかった)、別の個体を送ってもらいました(前回は陸便で2日かかったのですが、今回は航空便で1日で送ってもらった)。

同日にB&HからA55/2.8が届いたので早速装着してみましたが、ちょっとした違和感が


このアングルだと分からない


あれ?


ホコリwww


展示品


傷は


これだけ


D FAの55は高かったのでA55にしました。アダプタでD800に使う場合は絞りリングあったほうが都合いいし


心地よい画角ですが、倍率色収差がデカいのが難点で、しかも軽い像面湾曲がある


マウント内部にも細かい傷がありましたが、まあこのくらいなら気になりません。気になるシャッターカウントは


バスタブ曲線を考慮するとむしろこのくらいは歓迎。

2015年4月10日金曜日

輝く青い線

先日買った645Dですが、フジヤカメラのツイートで生産終了が告知されてる割にググってもそんなにヒットしないという状況のよう。実際に流通在庫はまだあるからか、それともそもそもの消費者側の645Dへの関心の低さが原因なのか、どっちにしても思ったほど話題になってなさそうです。

さてその645Dですが、画面左下のあたりに1本の青い(場面によって紫にも見える)筋が入っていたことは前回述べた通りです。考え方によっては「異常ピクセルの集合体」という見方もできる一方で、これだけ広範囲に亘る不良を異常ピクセルの集合と見なして大丈夫なのかという見方も可能で、迷いましたがともかくピクセルマッピングを実施してみることに。

オリンパス曰く「この機能は、すでに工場出荷時に調整済みのため、お買い上げ後すぐに調整する必要はありません。 」ということで、昨日届いたばかりの645Dに適用する必要は本来ないはずですが、一方で「調整は、年に一度を目安とし」というのでおそらく出荷から1年以上が経過しているということなのでしょう。(付属の電池もすっからかんだったし…ってかこれリチウムイオンバッテリの深放電に相当したらヤバくない?w)
http://digital-faq.olympus.co.jp/faq/public/app/servlet/qadoc?DI002724

細かいことはさておき、実施するには操作説明書の28ページに書いてあるとおりファンクションの4番で実施可能です。先のオリンパスの説明にある通り、操作から1分以上の間をあけてから実施します。

画像は後で上げますが、結局は改善しませんでした。分かったことは
  • ISO 800から確認可能で、ISO 1600でかなり目立つ(ISO 400以下でも実は出てるが、目立たない)
  • 撮影時の感度に関係なく、RAWで撮ってデジタル増感(現像時の露出補正)で1600相当にすると見えるようになる
  • 長時間露光ノイズ低減が働くと消える(ランダムノイズとして処理されたか?)
  • 露出オーバー目に撮ると目立たなくできる(逆にアンダーではとても目立つ)
  • ピクセルマッピングすると、稀に消えることがあるが、数時間して撮るとまた出てくる(なぜ?)
  • 保存形式、JPEG、RAW(PEFまたはDNG)に関係なく出るが、少なくともボディキャップをした状態でJPEG(真っ黒い画面に青い線)だと圧縮アルゴリズムの関係か目立たない
光り輝く青い線については、ピクセルマッピングではとても手に負えない状況だった(屋外の実写でも確認できてしまった)ので、販売店に連絡して現在対処をしてもらっているところです。

もし撮影中にこの現象(輝く線の出現)に気づいて、しかもその場をしのがないといけない状況に陥ったら基本は
  • 露光時間を長く(高度な相乗効果を狙う)
    • まず感度を落とす
    • 次に露出ややオーバーに設定
      →シャッター速度が伸びる(ここで高度な相乗効果が発生!!!)
      • 長時間露光ノイズ低減機能が働くシャッター速度になる
      • カラーノイズとして認識されれば綺麗に消える可能性(試す価値あり)
これに加えて
  • ピクセルマッピングをしつこく実施
    • 複数回繰り返して、うまくいくと実線が点線になる(可能性)
    • しかし実線と化す可能性も高い(不安定)
こうすることで少しだけマシになります(どうしても出たらあきらめてレタッチしてください)。露光時間をやたら延ばせない場面では、後者だけを実施して祈りを捧げるのがいいと思います。

ところでこの検証のために645Dをいろいろいじって、光り輝く線以外にも素子の素性に関連して面白いことが分かりました。
  • キャップつけたままISO 1600に+2.0という過激なことをすると、画面中央を境に左右で色がわずかに変わる(CCDの露光が2分割のため)
  • 過激な増感をしても、熱によるノイズ(画面の端がカメラからの熱で色にムラを生じる現象)は見られない(放熱が優秀?)
ちなみにピクセルマッピングは電池レベルが3/3以上ないと実施できません。

2015年4月7日火曜日

645D

ついに買いました

じゃん


じゃじゃん


開封


おでまし


じゃーん


付属品


FA 200/4と共に


でーん!


やっぱデカい


軽く試し撮り(左端を拡大)


常時点灯ピクセル発見! ピクセルマッピングで直る…よね?

2015年4月4日土曜日

645Dを買うまでの紆余曲折

カナダで3月31日付けで645Dを買いましたが、直後に日本のフジヤカメラで生産終了がアナウンスされました。

それで某所では有名なミニッツ・メイド提督が端的にまとめてくれましたが、どんな経緯でこんなことになったのかここに書いておきます。

1, 2015年初頭に見たリファービッシュ品

これ出た時点で「メーカーが展示品を回収→整備→リファービッシュで再出荷」してる事実が分かりました。ちなみに値段はUSDではなくCAD表記


というわけで「そろそろやばい(→メーカー出荷完了が近そうだ)」という感じがしてきました(でもこの時は買っていません)

2, ラップトップが不調!
カメラとはまったく関係ないのですが、2014年の7月末に買って以来使ってるラップトップがちょっとした問題(nVidiaのOptimusに関連した相性問題)を生じていたので買い換え検討しました。ちょうど良さそうなのがMSIのGT72 Pro 208で、これが小売り希望価格3,499.99 CADのところ2,999.99 CADになっており、検討を進める段階で2,849.99 CADまで値下げしていました。

それでだいぶ645Dのことは気になっていたのですが、ひとまずカメラは全部問題なく動いてるということで645Dを延期して不具合を抱えてるラップトップの更新を優先するという方向に決定しました。


Paypal決済したのでメールが届きます

これで一件落着…してたら645D買ってませんw 何が起きたかというと決済の失敗

ショウジキ(°~°)?????wwwっていう感じで、注文は3月30の夜に行ったのですがこのメールが届いたのは3月31の朝でした。届け先住所が間違っていた可能性(お店のサイトで入力した値とPaypalの数値が一致しないとはじかれる)やシステムの不具合も考え、再度同じ手順を踏んでみます。



そして待つこと数時間、また「決済に失敗」の通知が届きましたw
まちがいなくシステムに不具合がある、ということでメールを送りました。すると数時間の間に返事がありました。


やはり向こう側に問題があった。さてこれでいよいよ決済できるぞ、ということでサイトをのぞくと


これはぶち切れ事案www
なお2,849.99 CADは条件としてSpecial Savings. While supplies lastと書いてあったので在庫切れした時点で値段が元(2,999.99 CAD)に戻っています。

さてどうする?ラップトップに3500 CAD以上を出すつもりはないし、ほんの少し安くてSSDとRAMが大幅に小さい(SSD/RAMが128 GB/16 GB)の211

あるいは256 GB/24 GBで208(→208は512 GB/32 GBだからスペックは劣る)より値段が高い210なんて買う気になりませんw


もともとこのラップトップの更新は必須というわけではなかったし、ひとまず延期することに。そういえば気になっていたこと、カナダで645Dはいくらになっているのか調べてみました。

なんでDemoって書いてあるの?→ラスト1台か?!ということでさらに検索


カナダでは滅多に見ない大幅値下げをしてるお店を見つけました(しかも新品なのにさっきの店より安いw)。もうこれは在庫整理が本格化してるということだろうと判断。日本で買うかカナダで買うか迷いましたが決定打はこれ

要約すると、1年の国際保証+2年目の国内保証がある。販売店に適用可能ということを確認した直後、即座に決済したというわけです。そしてその2日後にはフジヤカメラから645Dの生産終了のアナウンスが出ました。

2015年2月12日木曜日

PB-4とベローズ用ニッコール105

ニコンで最も著名と思われるベローズPB-4にベローズ専用のニッコール105(ヘリコイドがない)を装着した姿、とてもしびれます。このレンズ、ベローズなしでは“無限遠よりさらに遠い場所”にピントが合っている状態なので使えません。


上の画像の面にある大きな3つのつまみでピントと倍率を調整できます。

 

こちら側のつまみは固定用のネジで、右下のはスライドコピアPS-4の固定用です。


PB-4の操作はもちろんすべて手動で、
  • 上の写真の側の丸いつまみで、倍率とピント(逆サイドおむすび型は固定用)
  • レンズ真下のレバーを緩める(真上からみて反時計回りに回す)とシフト調整
  • そのさらに下のレバーを緩める(真上からみて反時計回りに回す)とチルト調整
  • カメラマウント側の銀のつまみを引くとレボルビングロック解除(縦位置に対応)
です。D800などは縦位置にレボルビングした状態でないと、グリップが干渉してしまうので装着できません。レボルビングはカメラ非装着時だとやや硬いので、落ち着いて操作してください。


これがチルトで、ピント面をコントロール


こちらがシフトで、写る範囲をオフセット


ミニチュア撮影するなら、通常位置からレボルビングして縦長の構図にすればいいのですが、横長構図でレンズを上下方向に首振りさせたければL字プレートを挟む手があります。


取り付けるとこんな感じですが、L字プレートに負担がかかるので慎重に扱いましょう


恐ろしくゴツい機材で機動力は皆無ですが、おもしろい1枚が撮れます。

コシナの新製品(フォクトレンダー)

・フォトキナ2014での展示状況について
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140918_667422.html
 (HELIAR 40mm F2.8は発売済み)

これらレンズの登場が待ち遠しいわけですが、CP+に向けて発表されたのはSWH15 (III)のみでした。

http://www.cosina.co.jp/seihin/voigt/v-lens/vm/15vm3/index-.html

一方でフォトキナ2014でのインタビューの動画を発見!!
インタビュー動画では「近いうちに」ということですので、順次発売されていくことでしょう。いずれもフォトキナで「お披露目」だった沈胴の40/2.8は10月に発売され、今回がSWH15(3月発売予定)ですから、他の2本も順次出てくるかと思います。


NOKTON 10.5mm F0.95「m4/3のF0.95シリーズ25, 17.5, 42.5に続く第4弾(*)!」
https://www.youtube.com/watch?v=HDz2fZ9ceeU
(* 25/0.95はクリックストップなしのバージョンが存在するので厳密には5番目のレンズ)

ULTRON 35mm F1.7「ビンテージシリーズ、第2弾!」
SUPER WIDE HELIAR 15mm F4.5 (III)「」
https://www.youtube.com/watch?v=l38D1Gv4Wb8

・ビンテージシリーズ
中身はLマウントで出てた同仕様のレンズと同一ではないかと予想。モダンな設計ながら外観は素材から拘ったクラシカルなデザインを採用。シルバーは真鍮にクロムメッキ、ブラックはアルミ材料にアルマイト処理。第一弾は50/1.5が発売済み。

一眼レフ用のSL II Nシリーズなんか、特に銘打ってないけど半ばビンテージシリーズみたいなデザインに思います。ピントリングの金属ローレット加工や配色(ft表記が黄色)からはAuto Nikkorの香りがプンプンします。

・ヘリコイドラッピング「手作業で加工することで最高の操作性を追求」
http://www.cosina.co.jp/kodawari/010.html
最高の性能(光学性能だけでなく、撮影者の操作性)を求めた結果、21世紀のこの時代でも手作業の部分が数多く残っているコシナのレンズ。「昔は良かった」なんて言わせない、今でもホンモノを作り続ける稀有な会社です。

デジカメが普及して1枚を撮ることが簡単になった今だからこそ、1枚をしっかり撮りたい。手間がかかるだけじゃないかと思うかもしれませんが、そこはご心配なく。光学性能で負けることはありません。しかも1枚を撮ることが楽しくなってくる、オトナの趣味です。

・15/4.5「小型軽量高画質な超広角がデジタル対応」
それは1999年のこと。覚えていない、そもそも知らないという人もいるかもしれません。コシナがフォクトレンダーブランドの製品を出した年です。Bessa Lという強烈な個性を持つボディに15/4.5とファインダー、今思い返しても尖った製品でした。当時はフイルム全盛の頃、一眼レフの20 mm以下は絶望的にデカい。ならばこの値段で距離計もファインダーもないボディ+15 mm+外付けファインダー(レンズに同梱)で太刀打ちしよう、そんなコンセプトでした。

このいわば伝説的レンズはVMマウントに変更(光学設計はそのままなのですが、どうやらコーティングは変更?)されてII型に、そしてデジタルの時代にある問題が発覚ー周辺部の色かぶり

・広角レンズでの色かぶり
デジタルカメラの受光部は「井戸型」とも言われ、光軸方向に深い構造になっています。だからフイルムの時には問題にならなかったことが問題になる場合が出てきました。それがこの色かぶり。対策は光が受光部に「まっすぐ」入るようにすればいい。だから一眼レフ、この点から実はデジタル素子と相性がとても良いんです。色かぶりが問題になっている例はほとんどがミラーレスだったりレンジファインダーで、一眼レフで問題になってるのはシグマのSD1くらいしかありません。

99年というまさに「フイルム時代」かつバックフォーカスが極端に短いレンジファインダー向けの設計では、まっすぐ光を入れないために色かぶりが問題になってきましたた。主にα7シリーズとかα7シリーズとか。で使ってる層には痛い問題なわけです。小型軽量な15/4.5が色かぶりで使い物にならない。そこでこのIII型、僅かに全長が伸びたもののそれでも十分に小型軽量に仕上げてきました。値段がちょっと高い(UWH 12/5.6の85,000よりもさらに高くて95,000)けど、15mmならこれ、と言わせるだけの実力を秘めています。だって先輩の15/4.5よりもさらに1段と良好な光学系に仕上げてきたんですもの。間違いありません。

2015年2月5日木曜日

PENTAXから135 full frameに対応する望遠ズームが登場

出ましたD FAの2本✌

【追記】ペンタックスからアナウンスがありました。70-200150-450それにボディーについて【追記ここまで】

Pentax HD PENTAX D FA* 70-200mm f/2.8 ED DC AW(B&Hへ)
http://www.bhphotovideo.com/c/product/1117718-REG/pentax_21330_hd_pentax_d_fa.html

HD PENTAX D FA 150-450mm f/4.5-5.6 DC AW(B&Hへ)
http://www.bhphotovideo.com/c/product/1117719-REG/pentax_21340_hd_pentax_d_fa.html

最初に見たニュースサイト
http://www.marketwired.com/press-release/ricoh-imaging-announces-two-fa-series-telephoto-zoom-lenses-the-hd-pentax-d-fa-70-200mm-1988906.htm

抜粋すると
・FAシリーズ(135 full frame・いわゆるフルサイズ対応)の70-200/2.8と150-450/4.5-5.6が発表

・70-200は2,300 USDこれをJPYに換算するとだいたい27万円です【追記】国内では小売り希望価格30万円・実売は不明【追記ここまで】
  • 定番の望遠ズーム域をカバー(APS-Cでは105-300に相当)
  • F2.8による狭い被写界深度と異常低部分分散比を持つガラスによる先鋭度の向上
  • HD・エアロブライトコーティング(ABC II←従来からさらに性能向上!)・スーパープロテクト(SP)コーティングによる反射・フレア・ゴーストの低減
  • DCモータによる高速・低騒音・クイックシフトフォーカスシステム(QSFS) 
  • フォーカスリミッター
  • 13カ所のシーリング処理(いわゆる防塵防滴?) 
  • 回転可能・脱着式の三脚座
・150-450は2,500 USDなのでJPY換算で29万円ちょっと【追記】国内では小売り希望価格32万円・実売は不明【追記ここまで】
  • 超望遠域をカバー
  • EDレンズが色収差を最小限に抑えてシャープな像を結ぶ
  • HD・SPコーティング
  • DCモーターQSFS
  • 4カ所のプリセットフォーカス専用ボタン(押すと事前に設定した撮影距離にフォーカス?)
  • 21カ所のシーリング処理(いわゆる防塵防滴?)
  • ズームロック機構
  • 回転可能・脱着式の三脚座
というわけで(DAにしてもD FAにしても、製造過程では周辺部で要求される精度が違うから値段は変わったかもしれないけど、でも光学設計そのものはほとんど違わなかったんじゃないかと思う2本の)望遠レンズの紹介はここまでです。はたしてPENTAX 135D(←135フルのデジタルって意味・ツイッターのTLで見つけたネーミング)は出るんでしょうか。2000年のフォトキナに600万画素の素子を乗っけた試作機が出たものの、結局それ以来ずっと135フルは出てこなかったのですがここにきてようやく…?

【追記】デジカメwatchでもペンタックスが35 mmフルサイズ一眼レフの開発発表をしたことが報じられています。またあわせて70-200について150-450について、それぞれ発表がありました【追記ここまで】

ボディはDAレンズを付けると自動でクロップする機能があるようで、画素数と用途次第では十分に使えそうです。

たしかにAPS-CではK-3あたりでいろんな意味の限界があるというのが正直なところ。もちろん画素数そのものはまだまだ向上の余地がありますが、市場の求めるものも考えていかなければならない。主に高感度の滑らかさという意味では同じサイズに出力したときやっぱり差が出る(そこまで拡大する場面があるかは別として)。

じゃあK-3の上は無かったのかというと、これまでは645Dなり645Zが担ってたし、645Zの高感度特性は目を見張るものがあるのですが、ただやっぱり本体が高いしレンズもなかなか使いづらい。レンズは645でなるべく統一して共用し、一部だけAPS-C対応のDAレンズにするとしても、そもそも645 - Kアダプタってそこまで便利じゃない。645のD FAは絞りリングが無いから開放限定?(どうでしたっけw)そんな状況ではちょっと無理がある。その点で135Dで中古レンズの活用とかまで含めて考えると、これはこれで興味深い選択肢なのかもしれないですね。

ファインダー(正確にはファインダー倍率)がすごくデカくて見やすければ、それだけでも使ってみたいとも思うし。ただボディについてはまだモックも出てない(モック画像のみ・CP+でモックをお披露目する)段階なので、あんまりいろいろ考えても仕方なさそうです。現段階では価格も寸法も重量もわかりません

とはいえ中古市場は動きが速いかも(すぐにでも“不良在庫”のZKは売れ始め、相場は上がる可能性も・ただ旧FA☆の80-200なんかは値下がりか)しれないので、気になる方は動向に敏感にならざるを得ない状況のようです。

【追記】ペンタックスのサイトで70-200の紹介に書いてある「撮像素子サイズの大型化にも対応が可能です」という行ですが、あくまで「現行の当社デジタル一眼レフカメラに装着すると、画面の四隅まで(中略)とともに、」に続くものですので、24x36 mmまで対応しますよという意味でしょう。【追記ここまで】

2015年1月6日火曜日

AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRが発表になったのでプレスリリースを抜粋して紹介

普通に抜粋したのでは面白くない(というか他にそれが得意なサイトがある)ので、ここは個人的な意見を盛り込んでいきます。

【追記】アメリカでの価格は$1,999.95とのこと(参照元:デジカメwatchの当該記事)【追記ここまで】
【追記】位相フレネルレンズ(PFレンズ)を採用した製品がさらに発表されました。小さいデジカメ用のコンバータレンズ(Itmediaの記事)です。【追記ここまで】


噂に出ていたFLレンズ(蛍石という光学結晶)ではなく、なんとPFレンズが搭載されました。キヤノンは回折現象を利用したDOレンズですが、ニコンはフレネルレンズを出してきました。これによって大きく小型軽量化され、特に全長が現行モデルより大幅短縮になったのはびっくり。質量が755 gはとても軽いです。はっきり言って驚き。Carl ZeissのApo-Sonnar 2/135よりも軽いのでとても軽快に運搬できそうです。

プレスリリースはこちら
http://www.nikon.com/news/2015/0106_lens_02.htm

プレスリリースからの抜粋で注目すべきは、軽量化(755 g)と全長の短縮で、これは現行のAi AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-EDに比べて75 mmも短縮して147.5 mmです。
外径については1 mmほど小さくしたよってドヤ顔で書いてあるものの、300 mmでF4.0を確保するためにフィルター径77 mmは変更出来ないので仕方ないことです。

改めてスペックを見て大きさと重さは焦点距離200 mmのF2.8程度ではないかと思ったので比較してみました。

AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-EDは直径78.4 mmで全長が144 mm、質量は760 gです。

http://imaging.nikon.com/lineup/lens/singlefocal/Telephoto/af_180mmf_28d_if/index.htm

一方の本レンズは直径が89 mmで全長が147.5 mm、質量は755 gなので、全長は180 mmよりほんの少し長く、質量に至っては180/2.8より(5 gとは言え)軽量です。
http://imaging.nikon.com/lineup/lens/singlefocal/Telephoto/af-s_300mmf_4e_pf_ed_vr/index.htm

この点もキヤノンのDOレンズと同じような効果のようです。キヤノンが400 mm F4のDOを初めて出したとき、300 mmくらいの大きさで重さはむしろ軽かった。これと似たようなことが今回のレンズでも当てはまりそうです。

個人的にすごく気になっているのが絞り開放での周辺光量の多さ。これは現在ペンタックスの67 M* 300という反則的なレンズを使っているから、ということもあるのですがやっぱり絞り開放でも周辺光量は多い方が良い。現行の300 mm F4.0は意外と落ちるので、改善していたら嬉しいところ。
デジカメwatchでの実写レビュー(「ボケ味チェック」の項)
KenRockwell.comでのテスト
絞り開放で周辺光量が多ければ点光源ボケにおいてラグビーボールも避けられます。

2015年1月5日月曜日

VIA Railway カナディアン号に乗ったよ

2014年クリスマスシーズンにジャスパーへ友達と行ってきました。友達はトロントから鉄道利用で、私はウィニペグで合流する格好でジャスパーへ。帰りは友達がエドモントンで離脱し、僕はウィニペグへ戻ってきましたので、所感と遅れについて言及します。

まずこのVIA鉄道、遅れるのが当たり前です。今回利用した便では
・往路:トロント→ウィニペグ2時間遅れ、ウィニペグ→ジャスパーが8時間遅れ
・復路:ジャスパー→エドモントンが2時間遅れ、ジャスパー→ウィニペグが4時間30遅れ
という有様。出かける前にサスカチュワン(ウィニペグのあるマニトバ州とジャスパーやカルガリーのあるアルバータ州の間)の友達は「ウィニペグからサスカチュワンまでなら1時間30くらい、ジャスパーまでだと5時間くらい遅れるかなw」と笑っていたのですが、見事的中というかもっと酷かったぞwww

ちなみに往路の8時間遅れは尋常じゃない範囲だったようで、7時間程度遅れて到着したエドモントンで2015年いっぱいに再度利用する場合は料金を50%オフにする旨の案内(というか宣言)がありました。