2018年11月20日火曜日

Carl Zeiss Distagon T* 2,8/21 ZFの緑の色かぶり

なんとなく周辺部で緑に色かぶりしている気がする。地面の白の色が、左右の端ですこし緑になっている印象です。
以前に行ったD800でのテストでも同じように緑になった記憶があります。

Carl Zeiss Distagon T* 2,8/21 ZF lens test

2018年11月13日火曜日

D810Aの設定ファイル

D810Aの設定ファイル (NCSETUPI.BIN) の内容です。
記載内容、またその内容を元にして得られた結果の一切に、著者は責任を持ちません。
At your own risk.
  • 機種名 (NIKON   D810A): 0-C
    • ファイル名設定: 
      • Aが324から326
      • Bが328から32A
      • Cが32Cから32E
      • Dが330から332
    ここまではバイナリエディタで見ればそのまま分かるので簡単です。


    2018年11月11日日曜日

    D810Aの設定ファイル・ピクチャーコントロール

    先日から少しずつですが設定ファイルの中身を見ています。すべて完成したらまとめ直しますが、現在の進捗ということで。

    記載内容、またその内容を元にして得られた結果の一切に、著者は責任を持ちません。At your own risk.

    2018年11月7日水曜日

    Carl Zeiss Distagon T* 25mm f/2.8 ZF.2レビュー(3)

    前々回そして前回とDistagon 2,8/25の描写を、遠景で見てみました。今回は前々回に少し触れた中距離~近景でどのような描写になるかです。まずは中距離での撮影です。はっきり覚えていませんが、だいたい1~2 mくらいだったと思います。

    _DSC4941

    絞り開放のF2.8でも中央部はまあ普通に写りますが、まず画面の左右中央を、上から画面中央を経て下まで見てみましょう。俯瞰している図ですのでいくら25 mmとはいえF2.8では被写界深度は画面全体をカバーするのに十分なものではありません。このため画面の上も下もボケています。次に注目は画面の上辺で、この左(左上)から右(右上)まで見れば分かる通り、なんと角ではピントが合っているかのような描写になっています。多くのレンズは画面の周辺部ほどピントが「手前に」来るように見えるのですが、このレンズの場合は真逆で「奥に」行ってしまうように見えます。

    また画面の中央から水平方向に左右へ向かって見ていくと、撮影距離が同じなのに流れていくような様子が見て取れますが、これこそがチャート分析で大きくスコアを落とす原因と思われます。無限遠しか使わないか、寄るときは画面の中心しか重視しないような撮影では良好な描写を示すことが期待されますが、1 mくらいから手前で画面全体でのまとまりを期待する場合はこのレンズよりDistagon 2/25のほうが良い描写になると思われます。

    ところでこのレンズの最短撮影距離は17 cmでワーキングディスタンスはたったの6 cmと、かなり寄れるレンズです。最大像倍率は1:2.3なので0.435倍です。
    Focusing range 0,17 m (6.69") – ∞
    Free working distance 0,06 m (2.36") – ∞
    Image ratio at minimum object distance 1 : 2.3
    この最短撮影距離0.17 mというのはコンタレックスのDistagon 2,8/25のスペックと同一なので、狙って設定した値かもしれません。
    カタログスペックに限らず、外観においてもClassicやZMにおけるクロームメッキ仕様のフィルタースレッドや、ZMのピントリングにおける指かかりなど、コンタレックスのレンズを思い浮かべる要素があります。
    外観デザインは1960年代に西ドイツを代表する超高級一眼レフであったツァイス・イコンのコンタレックス用交換レンズにかなり似たイメージである。特に先端部の銀色のクロームメッキされたバヨネット式シェード(フードのことをコシナ・ツァイス製品はシェードと呼ぶ)取り付け部は、まさにコンタレックス用レンズのデザイン上の特徴であった部分で、これはZMマウントシリーズのレンズ群と共通だ。 
    外観デザインは一見するとオーソドックスなものであるが、ピントリングのデザインは、'60年代に西ドイツを代表する超高級一眼レフであったツァイス・イコンのコンタレックスの交換レンズによく似たものになっている。鏡胴下側に一カ所出っ張りがあるが、この形状もコンタレックスのものである。
    ところで先の商品紹介のページでDistagonタイプ(=逆望遠型)の一般的な説明として
    Even with longer focal lengths, the high-performance Distagon optical design enables consistently good correction all the way to the corners of the image and very low field curvature.
    とあるのはなんとも言えない気分です。ともかくレンズの近接性能を最大限に生かすためにかなり寄って撮ってみました。具体的な撮影距離は覚えていませんがだいたい0.2 mくらい、つまり焦点距離が同じためよく比較対象にされているDistagon 2/25では(少なくとも中間リングなどを使わずにレンズ単体では)達成不可能な撮影距離です。

    _DSC4955

    この例では絞りはF8.0とF2.8から3段も絞り込んでいるのですが、このレンズなんとフローティングなしの全群繰り出しなのが災いして、寄ったときは周辺がとてもスゴい描写になってしまいます。中央から隅々までよく見てみれば分かりますが、流れがないのは画面の中心のごく一部の領域のみで、周辺部は容赦なく流れたような描写になってしまいます。画面中心は良いのですが、ちょっとでもズレるとかなり派手に流れる描写です。おそらくF22まで絞ってもAPS-Cで写る範囲を超えた外側においては流れたような写りになることが予想されます。以前デジカメwatchでD700と組み合わされたとき、フローティング非搭載なので寄れば周辺が悪くなるはずだという推察がありましたが、このように目に見えて悪くなることが観察されました。

    この寄ったときの周辺部の描写についてはZEISSでもネタ(?)にしていてPDFの7ページ目の右下では近接時 (0.25 m) に大きな差が出ることを同じDistagonの25 mmであるDistagon 2/25と対比されています。チャート撮影は特定条件下での特性が顕著に現れる場合があるため、実際の画像の状態とかけ離れてしまうこともあります。しかし今回のDistagon 2,8/25を近接撮影で使用する際に見られる周辺像の特性に関しては、チャートにおける像の特性が実際に撮影される像の状態をよく表していると言えそうです。

    2018年10月31日水曜日

    Carl Zeiss Distagon T* 25mm f/2.8 ZF.2レビュー(2)

    絞りを変えたり、カメラを上下逆さまにしたり、逆光で試したりしてみました。D810AでRAWにして撮って、これをCapture One Pro 11の標準設定(倍率色収差の補正はON)で現像したものです。手持ちなので角度とか構図が微妙に違いますが、興味のある部分はちゃんと分析できる程度になってると思います。

    1. 順光

    まずはF2.8で、やっぱり周辺部はちょっと甘いのですが全体としてのバランスはまあまあ。このくらいだと周辺光量が落ちると素敵って思います。
    _DSC4770

    次はF4.0で、周辺光量が増える割に描写は改善しないのでちょっと中途半端な印象があります。
    _DSC4771

    そしてF5.6で、このあたりから周辺部まで含めて普通の写りになってきますが、この一連の例だと実はピント位置が少し手前になってるからか左下が少し甘い?
    _DSC4772

    さらに絞ってF8.0で、左下が被写界深度を稼いだ分だけ少し改善している気がします。
    _DSC4773

    最後にF11で、左下は厳密にはまだほんの少し甘い感じがします。ピント位置の微妙な差違で左下が甘かったり右下が甘かったりするようで、その辺の特性は三脚に載せてかなりしっかりしたテストしないと分からないと思います。
    _DSC4774

    2. 上下ひっくり返す

    先の例では左下が甘かったのですが、他の例を横断的に観察してみると、どうやら画面の右下がちょっとだけピントが奥に行ってしまうことが多いようです。このためカメラを“普通に”構えたときと上下ひっくり返したときで差がどのくらい出るのか見てみます。設定は共通でF5.6のときの例です。まずは普通に構えたときです。空が綺麗ですね。
    _DSC4783

    そしてこれがカメラ180度くるっと回転させて撮った例です。太陽の上下に出てる白い帯はフィルターを拭いたときに落としきれなかった汚れ(?)
    _DSC4782

    比べると、右下は回転させた後者の方が良さそうな一方で、左下は普通に構えた前者のほうがごく僅かによいような印象です。このくらいだったらあんまり気にしすぎないほうが良さそうです。シャープネスの適用量を減らすと左右の差も少なく感じられるようなので、いずれ検証してみたいです。

    3. 逆光

    L41のUVフィルターを付けていますが、それでもほとんど問題にならないレベルだと思います。もちろんフィルターなしに比べればフレアっぽくなっていると思います。まずはF2.8
    _DSC4776

    1段絞ってほどんど変化なしF4.0
    _DSC4777

    さらに1段絞ってF5.6
    _DSC4778

    これはF8.0
    _DSC4779

    最後にF11で、これだけちょっとフレアっぽい感じがしますが、たぶん露出が微妙にオーバーになっているだけです。設定値はF11ですが実効値がF11ちょうどではなくF11に対して1/6段弱オーバーになってるだけと思われます。
    _DSC4780

    4. 普通っぽい作例

    四隅で像面が奥の方へ行くという例を前に見たので、どの程度の問題なのか調べます。まずは開放でF2.8
    _DSC4784

    左右端ではピントが奥の方へ向かうような気配がありますが、気になるほどではありません。次F4.0
    _DSC4785

    画面上下方向で中央の左右端はやや奥に向かっていますが、問題ないと言ってよさそうです。さらに絞ってF5.6
    _DSC4786

    なんとなく右下の草の描写が左下に比べてうるさい気がするものの、そもそも草の距離が同じじゃないようでもあるので一応問題なさそうということで。次はF8.0
    _DSC4787

    特にコメントなし。最後にF11
    _DSC4788

    パンフォーカスになるわけでもなくて、もっと開けていたときピントが奥のほうへ向かっていた画面上下方向で中央の左右端は相変わらずピントが合ってない様子です。

    5. 普通の作例

    これはF5.6だけです。トラックのナンバーを見るとやっぱり右下ちょっと甘いの?っていう感じはありますが、一発で確信が持てるほどの甘さではありません。もう少しいろんな条件で撮ってみたいです。
    _DSC4789

    (2018年11月7日追記)
    別の場面で少しピント位置を手前にして撮ってみました。F8.0まで絞っていますが、この条件では画面中央部から少し外れた箇所でピントが手前に来るようにもできるようです。

    _DSC4966

    最初は、単純に画面周辺部で像面が奥に行く傾向のみだと思っていましたが、そこまで単純ではないようで、正直なところこれをライブビューなしで使いこなせと言われてもかなり難しいと思います。