2009年5月30日土曜日

Makro Planar T* 2/50 の画質

Makro Planar T* 2/50の画質がいいのは分かったけど、じゃあどんななの?という質問に答えます。百聞は一見にしかず、ということで生データを提示します。(他の写真と同様ですが)著作権は放棄しません。無断転載禁止。

・撮影データ
2009/05/24 9:16 @只見線沿線(只見川第一橋梁・会津桧原~会津西方)
Canon EOS 5D mark II + Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZF (with "NikonF - EOS mount adapter"/ Kindai International)
SS 1/640, aperture(F) 4.0, ISO 200
RAWで撮影したものをDigital Photo ProfessionalでJPEG画質を9として現像した。

リンク先はSkydriveです。JPEGのくせにファイルサイズが12MBくらいあります。

周辺では僅かに流れています。

サボテン始動

綺麗な庭のバラはシーズン終了となっています。


これからはサボテンが咲いてきます。すでに開花目前となりました。


もし画面左の「トゲ」が写っていなかったらサボテンだということは分かりづらいかもしれません。数年前(たしか2000年頃だったか)までは越冬不能だったのですが温暖化の影響で越冬可能になりました。


このような写真ではサボテンだと分からないかもしれません。

おまけ編


これもまたもう間もなく時期を迎えるアジサイです。

今回掲載した写真の撮影には Macro Planar T* 2/50 を使用しています。個人的には最後のアジサイの写真、そして2枚目のサボテンの写真にこのレンズの良さが現れているように思います。

Makro Planar T* 2/50 ZF の概要

恐ろしい実力を目の当たりにしているところではありますが、その化け物レンズの外観はというとこんなです。


50mmクラスのマクロレンズとしては標準的な設計で、かなり奥まった位置に第一レンズがあります。

製品外観などからレンズの口径が非常に小さいように思っていたのですが、実際には筐体が大きいようです。もちろん準対称光学系で開放絞り値が2.0ですからレンズの口径も小さくて当然です。しかしそれ以上に鏡筒が大きいのです。またレンズ本体はかなり重く、500mlのペットボトル飲料よりも重くなっています。


マウント側から眺めるとこのようになります。とてもF2.0の50mmとは思えません。つまり非常に鏡筒が太くなっています。フードが太いために余計に大柄なレンズに見えます。ピント操作部は金属が精密に刻まれ、重く滑らかなヘリコイドと相まって至極のフォーカシングを提供します。


前面から見るとこのような感じに。レンズのフィルター径は67mmですが、このフードの先端は77mmになっています。ネジ山は切られていないのですが、一時的にキャップをはめておくには十分。この設計は「技有り」です。ただし「はまるだけ」なのでフィルター枠として使うにはやや不安が残ります。


前玉は上の写真に示すような様相を呈します。Carl Zeissレンズのコーティングは言わずと知れた"T*"ですからフレアやゴーストに悩まされることは非常に少ないです。

それにしてもCarl Zeissシリーズの重厚な金属の作りと精密な操作性には魅せられます。撮る愉しみというか、シャッターを切るまでの段階を味わえるレンズになっています。一体このような電子制御全盛の時代に、よくぞこのような趣味性の高いレンズを発売してくれたと思います。


箱もただの入れ物ではないような、そんなこだわりが見え隠れします。光学系の印刷に加えて品質保証のシールまで貼付された箱は、製品の自信を示すかのようです。これらのレンズは一本ずつ人の手によって点検され、万全の状態であることを保証してから出荷されます。効率化の現代の流れに全く逆らうかのようなこの製品は、私にとって大歓迎です。

構図を定め、ピントをじっくり追い込み、絞りを決めてシャッターを切る。この一つ一つに時間をかけて綿密な撮影が実現できます。単純に結果が出れば(写真が撮れれば)いいのではない、というのがこのレンズを使ってみての感想です。

2009年5月28日木曜日

じっくりマニュアルで撮る

最近はマニュアルで撮影します。どこがマニュアルかというと

・ピント
・絞り
・シャッター速度
・感度

このあたりです。今の一眼レフはAFが当たりまえで、絞りやシャッター速度が自動で決まります。(これはそれほど違和感がない)

不思議なのは感度を自動にすることができる点です。自分から絞りとシャッター速度の組み合わせを要求し、それに応えるべく感度が自動で決まるのはいいです。しかし何でもオートではせっかくのカメラの癖を把握して使いこなすことは到底難しい。

高輝度側階調優先だったり、オートライティングオプティマイザも気に入りません。高輝度側階調優先はまだいいのですが、特にオートライティングオプティマイザです。あれは特性が不安定でどこでどうなるのか、挙動が全く把握できません。困ったものです。

まあ、そこまで極めている人はこんな自動(オート)という名称が付かないモードを使えばいいのです。しかし問題はこの「自動シリーズ」の開発費用がかかっていること。こんな余計な機能はいらないから、メカニックの部分にお金をかけるなり単純に金額を安くするなりしてもらいたい。

EOS 5D mark2 なんかは中級以上がターゲットなのにいろいろと自動モードがついています。いらないですね。なぜあんなに自動の項目があるのでしょうか。Kissで十分に練習してから来ればいいと思います。本気の人は日が浅くても丹念に勉強してマニュアルに対応してきます。それにそもそも昔はマニュアル機しかなかった時代すらあるのです。別に初心者が使うべきでないと言っているのではありません。カメラを十分に生かして写真を撮るというプロセスは全自動では楽しめないし、逆にEOS 5Dはそのプロセスを楽しむためのカメラだと思うのです。

コシナなんかはCarl Zeissブランドでフルマニュアルレンズ(厳密にはZEマウントが自動絞り対応のためセミマニュアルか)を出している始末ですからまったく対照的です。

最近、このようなことを考えているので自分でも沼にはまった感がむちゃくちゃ漂っています。だれか沼から救ってください(でも引き上げられた途端に、再び自ら沼に足を突っ込みますね)

2009年5月27日水曜日

久しぶりの「HDDの壁」

最近頻繁に耳にするようになった話題があります。それはハードディスクの容量の壁。その容量とは2TBです。

今のところはWDなどから2TBのハードディスクが出ていますが1024=1000の計算から実質約1.8TBという扱いになるため問題は表面化しません。

今後2.5TB等という容量のHDDが登場すると問題になるでしょう。

Linuxはkernel2.6以上であれば問題ありません。FreeBSDやSolarisはもちろんIntel Mac OS Xでも対応です。対応して当然のことではありますが。

ということで問題が生じるのは窓シリーズです。データボリュームとしてすら使えないものもあれば、データボリュームとして使えてもシステムボリュームとして使えないもの、問題ないものに分かれます。面倒だよ。

古いバージョン、つまりWindows 2000までは完全にだめ。もっともこれらのシステムは古いため使うべきではありません。

問題はWindowsXPです。64bitはかろうじてデータボリュームとしてのみ使用可能の模様。その他のバージョンはシステムボリュームとしてはもちろんデータボリュームとしてすら使えません。

Vistaや7でも32bitはシステムボリュームとしては使えません。データボリュームとしては使えますが。一方の64bitにすればシステムボリュームとしても使えます。

サーバー関連ではやはり64bit仕様でフルに使える(しかし2003のx64はシステムボリュームとしては使えない。Itanium-based systemなら使える)ものの、32bitでは2008でもお手上げ状態。

もう、なんでこういろいろあるんでしょうか。

Express5800GdでRAIDの構築

今回某事情により回されてきた雑用です。うへー。

で、早速NECの8番街へ頼んで連休明けに受け取り、暇をようやく見つけて作業に取りかかりました。

まず本体を立ち上げる前にマザーボード上でジャンパーピンの設定を行います。この説明は本体付属のマニュアルに掲載されているので省略します。

その1,BIOSをスルーしたらCtrl+MでRAIDセットアップを起動。

ConfigureからNew Configurationを選択する。PORT#が表示されるので"READY"のドライブにカーソルを合わせてスペースキー押下すれば"ONLIN A00-0x"という表示になる。

F10押下でアレイ(構成)の選択に移動する。初めのセットはA-0で何も表示されないが慌てない。スペースキー押下でSPAN-1という表示が出る。

もう一度F10押下すれば論理ドライブの構成の設定が出来るようになる。
画面のLDとはロジカルドライブ(logical drive)であり、論理ボリュームのこと。

RAID=1 or 0
これはRAIDレベルの設定となる。RAID1がミラーリング(2重化)でRAID0がストライピング(冗長化無し)になる。

Size=xxxMB
ドライブのサイズの設定である。普通は最大値にすればいいが、論理ドライブに区切りたい人はここで区切る。

DWC=Off or On
ドライブライトキャッシュ(drive write cache)とは書き込み時のキャッシュ機能である。ONのほうがパフォーマンスは高いが万が一の時はやばい。

RA=On or Off
リードアヘッド(read ahead)のことで先読み機能である。これもONのほうがパフォーマンスは良い。DWCと異なり万が一の時にやばいことはあまりない。

Accept
現在の設定を確定する(場合によってはさらに次の論理ボリュームを作成する)場合にはこれを押す。

SPAN=NO or YES
別の論理ボリュームと提携するかどうか。RAID1+0(RAID0+1かも)にするにはこれをONにする。

設定が完了してAcceptを押したらESCを何度か(1回のことも)押して"Save configuration?"と尋ねられるまで戻り、YESを押す。

Configuration is saved.となったらAny keyをpressしてcontinueする。

トップ画面から念のためObjects -> logical driveからLD(logical drive)が正常に生成されたかを確認する。

このメニュー(Objects -> logical drive)のinitializeからドライブの初期化を行う。特に初回でない場合で複数のLDを作成している場合は初期化するLDを間違いないように十分注意する。初期化は思ったよりも早い。

続いて同じメニュー(Objects -> logical drive)のCheck Consistencyを実行する。これでドライブの整合性が検証されるが時間がかかりまくる。省略しない方がいいらしい。
ちなみに160GBのシステムで24時間近くかかった。すごすぎ。何か問題があるのかもしれない。機会があれば検証したい項目。もし同じRAID構築を試みた人がいれば、この整合性検査にどのくらい時間がかかったのか教えてもらえると参考になって助かります。

これでRAIDの構築は終了。メンテナンスの項目は機会があれば改めて書くことにする。

2009年5月25日月曜日

バラが咲いたよ#2

このカテゴリ「身近な出来事」は「庭での出来事」です。

それはさておき先日のバラの続報。本日撮影分です。


残りのつぼみは僅か一つ。今回はこれに注目しての撮影です。


後方に綺麗なボケを用意しました。雨上がりのしずくも素敵。


つぼみにクローズアップです。これも綺麗なボケが炸裂しています。


これは画面いっぱいにバラを配置しました。またつぼみがアクセントになっています。


似たような構図で少し引きます。大差ないです。しかし引いた分だけボケが大人しくなっています。個人的には前の写真のほうがいいと思います。


これは全体を縦でまとめました。目的はもちろん後方の円形ボケです。このボケは魅力的。それでいてマクロだから何とも不思議。迷っているなら買わない理由はなさそうです。Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50

今回の撮影にもMakro Planar T* 2/50を利用しています。

バラが咲いたよ#1

庭のバラがいつの間にか咲いていました。3日くらい前に撮影したものです。


全体ではこんなかんじです。ボケが綺麗な絞り値を選びました。Makro Planar T* 2/50すげー


まだまだつぼみもありました。今日はほとんど咲いてしまって、つぼみは残っていません。オリジナルの画像で確認したところ、右下のつぼみの解像力がすごいです。シャープネスは補正の必要がありません。驚異的解像力のMakro Planar T* 2/50


おっとりしたなめらかなボケがまた、たまりません。

今回の撮影にはMakro Planar T* 2/50 ZFを使用しています。

只見の旅行

只見へはSLを撮りに行ったのです。

行く際に新潟県の小出側から国道252号・六十里越を通って只見へ行きました。運転が好きでない人は(特に暗くなってからの時間帯は)磐越道の西若松から、あるいは甲子峠か何かを抜けて下郷or田島から来ることが多いようです。

行きは真っ暗の中、適当に走って無事に走破しました。しかし真っ暗故に只見の山深い光景を目撃することが出来ませんでした。そこで帰りにじっくり観光しつつ帰ってきたのです。

まずは只見を出てすぐの只見ダムを超え、田子倉ダムの一番下へ。


奥に見える湖が只見ダムです。現在位置は田子倉ダムの一番下です。只見の町は画面の奥のほうになります。

続いて後方を眺めます。


同地点から田子倉湖の上流方面を眺めます。画面左奥に見える山には白い物体が。まだ融けきらない雪です。

ここから道を上っていくと・・・


激しい上り道を攻めていくと田子倉湖を眼下に望める場所に出ます。記念碑があって六十里越の開通記念で建てられたとのこと。さっきまで田子倉湖面とほとんど同じレベルだったのに、ここまで上昇してくるのですから激しい上りと言うことは説明するまでもないかと。

ちなみにここからもうすぐ六十里越トンネルで新潟県に出ます。

締めは只見川第一橋梁で撮った列車の写真です。


水鏡が綺麗に出ました。

2009/05/24 JR只見線 会津西方~会津桧原(只見川第一橋梁)

2009年5月24日日曜日

只見線新緑SL撮影#2

こちらは本名集落を走るSL列車です。田植えが終わってすぐのこの時期、田んぼが綺麗でした。



2009/05/24 JR只見線 本名~会津川口

この撮影にはMakro Planar T* 2/50 ZFを使用しました。

無限遠でも鈍らない像の切れはまったく異常ではないかと思うほどです。多少レンズが重いという点を除けば1.4/50を扱っているようです。つまり明るい上に無限遠での良好な描写を誇るのです。

むしろ素性の良さでは1.4/50の超高性能版を扱っているような感覚にさえ陥ります。素性の良さというのは二線ボケの少なさです。実際に確かめてはいませんが1.4/50は二線ボケがこのレンズよりも出やすいということです。

只見線新緑SL撮影#1

諸般の事情により本日のみ撮影しました。

まずは只見川第一橋梁にて。昨年の秋以来になります。秋の方が綺麗です。これはこれで悪くないのですが、秋の方がすばらしい。



2009/05/24 JR只見線 会津西方~会津桧原(只見川第一橋梁)

この時こそ「伝説のボート(による水鏡)撃沈」です。今だから言えますが・・・

2009年5月21日木曜日

エコポイントなんてやめちまえ

1,ポイントが何にどのように使えるのか不明(レートも不明)

2,補正予算案が通ることが前提(場合によっては計画倒れ)

何がエコポイントですか。詳細も決まらない間に見切り発車してしまうようなくだらん政策は不要です。私は絶対にポイントには乗りません。とどめはこれです。

3,ポイント付与のためには消費者が領収書(レシート)を保管し、申請せねばならない。

それならいらないです。やるならちゃんと制度を定めるべき。こんないい加減な制度では、誰か裏の人物の「エゴポイント」ではないかと考えたくなってしまいます。

・私の周囲で地上デジタル放送には対応しません。ラジオで十分。くだらないテレビ番組なんか見る価値無し。時間の無駄。

・現在のところ身の回りで使っている家電製品―少なくともエアコンと冷蔵庫―は十分に省エネである。資源の無駄になるような買い換えは決してしない。

以上。

ものすごいショックな出来事発生

出来事そのものはショックですが、実質の損害は少ないです。

というのもネットワークに置いてあるファイルサーバの片方が機能不全に陥りかけ、そのせいでもう一方の正常なデータの一部が不正なデータになってしまったのです。

壊れたファイルはどれも重要なものではなく、ファイル数そのものも少ないのです。具体的には音楽ファイルが20くらい(どれもMP3のファイルであり、元のWAVファイルは生きている。)とどうでもいいドキュメントが2つ(ちなみになぜか一太郎のファイルも壊れているはずだが壊れなかった)です。

しかしひとたびこのようなことが発生したからには、次にまたいつ再発するともしれません。ファイルサーバーには今まで撮影した写真や作成したドキュメントが保存されているので壊れては困ります。そのためにバックアップがある(2台体制)のですが、仇になったようです。

そろそろ再構成するべき時期かもしれません。壊れてしまったら笑えません。早速HDDを買いに行かねば。

とりあえず今日現在では問題の現象の兆候は見られません。そういえばこのトラブルが発生する前後におかしな挙動があったのです。それが兆候だったのでしょう。

2009年5月20日水曜日

ついに東京で新型インフルエンザ

東京は八王子、女子高生が新型インフルエンザ陽性出ました。

NHKのテロップなので間違いないと思われます。
速報を終わります。

F1の予算制限制度

このことがいいかどうかは分かりませんが、しかしルノーやフェラーリ、トヨタとレッドブルは明確にこの項目に反対の姿勢です。さらにフェラーリは撤退も辞さない構えです。

経済危機とかで莫大な予算を必要とされるF1は問題かもしれないし、予算の制限でより参加しやすくなるものになるかもしれない。ただF1はモータースポーツの最高峰。メーカの持つ全ての技術を惜しみなく投じて世界一を争う世界だ、と私は思う。

どんなに予算が高く付いても世界一の称号を得るためには一切をためらわない。逆に予算がないチームは世界一に立てない。資本主義はそういうものだし、それでいいのだと思います。少なくとも予算不足を理由に参戦チームが激減するという問題に直面していなければ、です。

技術的なレギュレーションの変更で各メーカは常に必死になって技術開発せざるを得ない。どんなに厳しい技術的な制限も解決へ向けて精一杯努力するべきである。しかし金銭的な問題をF1に参加する人が解決する必要があるのだろうか。

2009年5月19日火曜日

子供だましの「携帯1,000万画素」

ご冗談でしょ?シャープが開発したソフトバンクの端末AQUOS SHOT 933SHですが、なんと1,000万画素も画素数があると言うことです。

そんなに画素数が必要な場面があるのでしょうか。そしてはたして500万画素に比べて「2倍の画素」の効果はあるのでしょうか。まったく疑問を呈さざるを得ません。

さらに不思議なのは感度。ISO換算値で3200で、画素混合200万画素モード(たぶん4画素くらいを一つの画素として扱うことで感度を上げる常套手段)ではISO12800相当を実現したみたいです。どんなに盛大なノイズ(またはノイズリダクションによるディテール再現性の低下)が見られるのでしょうか。

自宅にあるFinepix F60fdは1,200万画素で常用ISO1600で画素混合の300万画素でISO6400相当を実現しています。発売は2008/8/23ですから1年足らず。メーカが違うとは言ってもCCD関係について特に大きなブレイクスルーはありませんし(さらに悪いことにFujifirmは独自のCCDを使うので一般のCCDよりは高感度に強い)、とてもこの933SHが1,000万画素として機能するとは思わない。

せいぜい400万画素がいいところかと思います。感度も期待できません。

それでも画素数の数値だけで飛びつくんだよなー、素人は。一眼レフの800万画素って聞くと「コンデジは1,200万画素あるんだよ」って親切に教えてくれる人がいます。でも全然違うんですよ。

一眼レフはそれぞれの1画素がしっかり仕事をしている印象。一方でコンデジはなんとなく全部の画素で協力してなんとか全体を破綻させずに保っている印象。これが同じ場面で比較写真を撮ったときの感想です。

結局レンズの大きさと受光素子の大きさが肝要です。そこをしっかりすればいいし、逆にどちらかが欠けてもダメ。だからコンパクトデジタルカメラでも光学設計がすばらしければ(もちろん値段は高い)かなり一眼レフとも戦えるのです。具体例としてはPowerShot G10はEOS 50Dなんかです。デジカメwatchの中のこの記事が参考になります。

【伊達淳一のデジタルでいこう!】デジタル一眼6機種画質対決

ここでG10が意外にも頑張ったとの記述があります。だからコンパクトデジタルカメラに全く見込みがないわけじゃありません。しかしそうはいってもほとんどの場合は光学設計の手を抜いているのでダメなんですよね。特に(解像力だけではなく)高感度撮影のノイズはG10でも全く歯が立ちません。V6の 3.7L(NA)が持つ余裕が直4の2.5L(過給)では真似できないようなものです。

ちなみに光学設計に力を入れているのはリコーとシグマ(DP1,DP2)くらいです。あとはキヤノンとニコンの最上位機種。その他は知りません。結局値段次第なんですよね。

ま、別に私が買わないと言うだけで買いたい人は買って使えばいいと思います。あえて止める理由はありません。

ただ個人的にはコンパクトデジタルカメラも含めて高画素化よりも高画質化を目指してほしいです。これからは配線ピッチや集光マイクロレンズの問題から、画素数よりも画質を上げる方向へ進むと読んでいます。もちろんある程度の高画素化は続くと思われます。

ループアンテナの向き

授業と関係あるかどうかは分からないが、他に適当なカテゴリーが存在しないのでここにする。

AMラジオの受信ではループアンテナを用いる。(ちなみにFMアンテナでは八木アンテナなどを用いる。今日のとある授業で出てきた。)

このループコイル状のアンテナはノイズを拾いやすい。電磁調理器などが傍にあるためにノイズが乗って困っている人も多いかもしれない。

AMのラジオはあまり指向性が強くない(もちろんあるのだが、FMよりは少ない)のである程度どの向きでも受信できる。電磁調理器などのノイズ源がたくさんあるならともかく、1つならばループアンテナをノイズ源に対して直交させてみると良い。

つまりノイズ源から見たループコイルの断面積Sを0とするような方向にループアンテナを設置する。

するとノイズが消える、あら不思議。

これは不思議でも何でもなく、ただ単にノイズの電波がループの対辺でそれぞれ打ち消しあうだけのことである。電磁気の教科書をよく読めば簡単に理解できる。

同様の理由からループアンテナとラジオ受信機本体の間を結ぶ線は捩り線(ツイストペア)にするべきである。こうすれば双方の配線で拾うノイズが逆向きになるため打ち消しあう。もし平行フィーダ線にしてしまうとノイズを強めあってしまう。

LANケーブルなどがツイストペアになっているのはこのためである。同軸ケーブルは被覆と芯線で打ち消しあっている。テレビの配線(75ohm同軸ケーブルが多い)などではこの同軸ケーブルが用いられる。

専門科目で習ったことを身近な応用例に結びつける力も重要(たぶん)

インフルエンザ

まあ別に予定通りというか、ようやく出たなというか。

そのうち感染拡大は免れませんからどう慌てふためくか見物です。

それよりやることあるし、インフルエンザについてはまあいいや。

2009年5月17日日曜日

開発中?

ATOKの新しいバージョンが開発されているとかいないとか。

ところでLinux向けはX3ですがそろそろ"X4"出してくれないかなー、なんて思っています。

もっともX3でかなりの部分が対応できているのと、一部バグについては回避方法がいろんなところで研究されているので当面X4が出なくても大丈夫ではあるのですが。

それでも変に設定を変更しなくてもfedora(64bit)の最新版で動作するバージョンなんかあったらいいと思います。あとUbuntuなんかを手軽に始めた人がATOKのインストールで端末を開くあたり敬遠しそうです。GUIでインストールできるようになればもっと普及しそうなソフトだと思います。

そうはいいつつ自宅のCentOSはコマンドonlyですからATOKの出る幕がありません。この状況を改善するためにWindows機が一台"餌食"になろうとしています。

何せ「通常業務」では通称窓(註:Windowsのこと)は不要なんです。ただ一太郎があるからWindowsは捨てられず。

あ、待てよ。一太郎 for Linuxがあるんですよね。しかし一太郎2004がベースです。ちょっと古いですなあ。

いつまで走る?中央線201系

もう最近忙しくて仕方ありません。来週も果てしなく忙しいです。その次は一段落。というわけで暫く更新がままならない状態が続きます。

今日のネタは中央線を走る「オレンジ色の電車」について。たまたま見かけました。今はもうH4とH7編成しか残っておらず、1日に2回以上目撃するのは稀なこと。



2009/05/17 立川駅

201系は中央線高架工事が終了した時点で御役御免となるようですが、正式な発表はありません。

なお個人的には103系のほうが思い入れがあります。

2009年5月14日木曜日

これはすごい、Carl Zeiss Makro Planar T* 2/50 ZF

これはもう世界が違いすぎます。魂消ました。

ライカ判の標準レンズに10万円以上かかった理由、それだけのお金をかける意味はあります(ただしポートレートの場合は別レンズの方が適する場合がある)。

それにしても(ハーフ=最大撮影倍率0.5倍とはいえ)マクロなのにF2というスペックは常識外れもいいところ(他にはOMマウントのズイコーくらいです)。

しかも無限遠でも性能が全然落ちないのです。全撮影領域で開放絞りから全開の出力をたたき出す印象を受けました。この性格はSonnarに通じるところがあるように思います。でも構成図を見る限りはPlanar 1.4/50を小口径化した上で最後レンズを分割されているだけに見えます。

本レンズについてはこれから徐々に作例を出していきます。

2009年5月12日火曜日

D60のオーバーホール

D60はずいぶん使い込んでいます。かれこれもう7年が経過しようというところ。購入は2002/09だと思います。


修理部品払底の時期に当たる(厳密にはすでに払底の可能性あり)ので、とりあえずメーカで見てもらい、必要な部分が修繕できるか問い合わせました。

結果は問題なしと言うことでしたがこれから当分先まで使いたいのでシャッターユニットの交換を依頼。だいたい諸費用込みで2万円也。

これで暫く使えそうです。ご臨終したら記事になりますがいつのことやら。


600万画素というと最新機に比べれば力不足ですが、画素数の少なさからファイルが小さいのは魅力。A4くらいなら問題なく使えます。

2009年5月9日土曜日

ついに感染者・phase6も

感染者が出るまで思ったより長かったです。もっと早いと思っていました。

状況から判断するに、おそらく集団で感染している、ないしはウイルスを運んでいるのでこのまま拡大しないことはないでしょう。

ところでWHOはphase6をまじめに考えているようです。どうなることやら。

もっとも今回のインフルエンザの場合、phase6ですがウイルス自体が弱いので何も恐怖に戦く必要はないと思います。過剰な反応は避けるべきではないかと。

強力なウイルスがphase6で蔓延したらそれは大変ですけれど。鳥インフルエンザの蔓延ももうすぐなんだろうなー

2009年5月7日木曜日

今日のニュースより

1,スカ線ウヤ
横須賀線で車両トラブルが発生しました。きっと連休明けで車両も「連休ボケ」状態だったのでしょう。E217は一斉点検だそうです。車両区の人は徹夜でしょうか。

それにしても缶詰の時間が長すぎます。いつかの大宮近辺で発生した閉じ込めほどでは無かったようですが、さっさと解放すればいいのにと思いました。

2,VWとポルシェの合併
ここが合併するとは。初めポルシェが仕掛けた買収ですが資金繰りが悪くなったので、逆にVWがポルシェを買収かという展開に。そして結局は合併になったようです。

3,新型インフルエンザの謎
60歳以上の感染はほとんど無いそうです。きっと当時流行していた伝染病か何かの抗体が効いているのでしょう。そうでなければ本来免疫力の弱いお年寄りが感染するはずです。

ただおかしいのは若い世代、とりわけ20代以下の感染者が特に多いと言うことです。本来は40~50の中年層よりも免疫力がある若い世代ですが新型インフルエンザには為す術なし?

4,株価
日本が連休の間に向こう(NY)で株価が上昇。何日にもわたって東証が閉まっていたために本日大爆発。

上がりすぎなので下がるとは思いますが、明日下がるかどうか。9,000円を超えたなんて小躍りしていると、すぐ9,000円割れで「糠喜び」になりかねないような気もします。

2009年5月5日火曜日

ミヤコワスレ#2

まだ咲いているのですが、わずかに状態が変わっていることに気づきました(撮影は5月2日)。言葉で説明してもしょうがないので早速証拠写真を見ることにします。


どこがどう変わっているか分かりづらいかもしれません。問題は中央の場所で、


黄色の領域が増えているのです。以前の記事に載っている写真と比べてください。個人的には前の状態の方が好感が持てます。

ルワンダ

« 松とガーベラ | メイン | ミヤコワスレ#2 »
2009/05/05
ルワンダ

BUFCOFFEE NYARUSIZA農園のルワンダです。2008年度のカップオブエクセレンスに輝いた豆。ほとんど流通していません。お値段100gで700円くらい。

味は特徴があります。苦味がやや強くて酸味も負けずに頑張っています。この組み合わせが飲んだ瞬間に一瞬で迫ってきます。味はどちらかと言えば(まろやかではなく)尖っています。そしてこの強い味は一瞬のみで急速に消えていきます。

このようにルワンダは、まるで幻想だったかのような味わいを見せます。下手に淹れると強い味がいつまでも後を引くようになりなり、これはこれで癖のある味わいですが魅力的ではありません。やや薄めに淹れてあげることで「瞬間芸」を感じられます。そして後味がしつこくない。

このような豆ですが、味そのものはしっかりしているのでクッキーなんかとは相性抜群。お菓子でちょっとした甘さを感じた後にこのコーヒーを飲めば、特徴的な酸味と苦味が去っていくときに甘さをも一緒に消し去ってくれます。非常に甘いケーキは似合わないかもしれません(ケーキにはクラシックマヤです)。

2009年5月4日月曜日

松とガーベラ

今の時期の松はこのようになっています。



ちょこんと飾りのように乗っかっているのが面白いです。

Blog_00823

ガーベラはやっぱりうまく撮れないので思いっきり寄って切りとりました。

2009年5月3日日曜日

オダマキ

漢字で書けば苧環です。読めません。


花の色は薄いので濃度を上げています。そのせいで背景左下の黄色い花が異常に目立っています。まあアウトフォーカスなのでいいですが。


オダマキのつぼみです。花弁に比べれば濃い色をしているのですが、それでもかなり薄い色をしているのでこの写真でも濃度を上げています。こちらは背景に目立つものがないので気になりません。ただ砂利なんですよね・・・

2009年5月2日土曜日

検疫官かわいそ

検疫には時間がかかるのですが、まあ担当者の数が少ないこと。そのおかげで行き違いとか検疫漏れ、さらには検疫官の体調不良だとかがあるそうな。

水際阻止に力を入れるなら担当者を十分用意しなければならないでしょう。でなければそんな法螺を吹いてないで自ら検疫の現場に行ったらいいんじゃないでしょうかね。

まあ教育現場でもくだらん雑用が増えて人数そのままだから同じか。そのうち崩壊するでしょう。すごく楽しみ。

ツツジ#2

満開になったら再びと言っていたので撮ってきました。


うまく「満開ぶり」を表現するのは難しいです。光線が悪かったので明日リベンジの予定です。できるかは分かりませんが。


これもツツジの一種のはずです。非常に綺麗なピンク色をしています。

ハイマウンテン

ブルーマウンテンと競っている、じゃなくてブルーマウンテンと似ている豆です。

味は苦味優先でさっぱりしています。香りがすごくいいです。すーっと来る苦味とすーっと抜けていく後味で非常に上品。それにちょっと温度が低くても抵抗が少ないようです。普通の豆だとだいたい酸味が調子に乗ってがんがん出てくるのですが、もともと酸味が少ないためかあまり味が落ちません。

酸味がないかと言われると実はあります。苦味の中に隠れています。淹れ方によっては酸味が苦味と同等に引き出せますが、この豆は素直に苦味優勢でいいと思います。

さっぱりしているのでお菓子とかと一緒に飲んではいけません。このコーヒーそのものがお菓子です。それくらい上品だし、いい味なのです。この上品さが分からないのは何とも勿体ない。是非この記事を見た人は立川のキリンコーヒーに足を運んでハイマウンテンを買ってください(そういってちゃっかり店の宣伝)。

これだけ良い豆の値段はちょっと高めで、普通の豆の2倍くらいします。お値段100gあたり約1,000円。え、普通の豆は100gで500円もしない?それは普通じゃない豆です。安すぎます。ちゃんとした香りを楽しめるコーヒーは100gで500円くらいするものです。

味や香りに関しては値段に見合うだけ品質があるので、ちょっと贅沢に行きたいときはこれですね。

シラー・ペルビアナ(オオツルボ)

久しぶりに「身近な出来事」で、今回は大蔓穂です。シラー・ペルビアナだとか単にシラーとも呼ばれます。以前に出てきたのは「シラー・カンパニュラ」です。


花の全体はこのようになっています。中央の領域が何とも不思議。


コントラストを落として色を濃くすると非常に鮮やかになります。コントラストを落とさないと上の写真のように白くなってしまうので鮮やかにはなりません。一般に明度が高い(明るい)ほど色の濃さは失われます(明度が低いときも同じく色の鮮やかさは失われる)。


これは白い個体です。おそらく突然変異体(色なし)です。


形状はさして変わりないのですが、花弁も中央の謎の領域も色がないので全く違う花のように感じます。


これは今日の段階でまだ咲いていない個体です。これが一気に咲くのかと思えば、実は真ん中に謎の領域を残して咲いてしまうので不思議です。


ちなみにこれがシラー・カンパニュラの白い個体です。紫の方はほとんど終わってしまったのですが、この白いのは今が見頃。

2009年5月1日金曜日

phase5そしてそして

先の高校生の件は新型ではなかったようです。

しかし依然としてウイルスが日本国内にすでに潜り込んでいる可能性はありますし(そして今この瞬間も海外からの飛行機がウイルスを持ち込む危険を十分にはらんでいるのですが)、予防するに越したことはないです。

あえて予防をしない理由が存在しないならば予防すればいいのです。人混みの中の方がリスクは高くなります。通勤電車はリスクが高い。そして、これは特に屋内の、行楽地もリスクは高いのです。避けられるなら避けるべきでしょう。幸い今は連休まっただ中なので通勤のリスクは低いです。その分、行楽地の危険性はより高くなるでしょう。行かなくていいなら行かないというのも手です。一時の楽しみか、それとも一ヶ月の安泰かの選択ですが(しかしどこにも行かないからと言って感染のリスクがまったくゼロになるということはありません)、最終的には個々の判断です。

私はどの行楽地にも行きません。それはインフルエンザとは関係なく、授業のレポートがあるからです。残念。

豚インフルエンザ国内初の疑い

カナダから来たかもしれません。一方で昨日の件は香港型で新型ではなかったそうです。

まあ予定通りですから何も驚くことはありません。

気になっているのはPCR法(より詳細なウイルス遺伝子検査)の解析結果が使えないということです。ダメじゃん

しかし判定の結果が出るまでに時間がかかるというのも意味があるんだかないんだか。結局「クロ」なら封じ込めをやるわけですが、早い方がいいんですよね。遅いとあまり意味がない。ところが今日の今の時点では何も分からない(→封じ込めはやらない)ので拡散する可能性があるということですね。で、さんざん拡散した後で「封じ込め」なんかやったりするのでしょうけれど、果たして意味があるのか。やらないよりはいいとは思いますが。

今日のニュースはこのニュースで持ちっきりでしょう。各方面の対応がどうなるか楽しみです。

おそらくJRなど鉄道をはじめとして各交通機関はマスクの着用などを呼びかけることになりそうです。

ところでクライスラーは経営破綻してしまいました。これも時代の流れでしょうか。