2009年5月28日木曜日

じっくりマニュアルで撮る

最近はマニュアルで撮影します。どこがマニュアルかというと

・ピント
・絞り
・シャッター速度
・感度

このあたりです。今の一眼レフはAFが当たりまえで、絞りやシャッター速度が自動で決まります。(これはそれほど違和感がない)

不思議なのは感度を自動にすることができる点です。自分から絞りとシャッター速度の組み合わせを要求し、それに応えるべく感度が自動で決まるのはいいです。しかし何でもオートではせっかくのカメラの癖を把握して使いこなすことは到底難しい。

高輝度側階調優先だったり、オートライティングオプティマイザも気に入りません。高輝度側階調優先はまだいいのですが、特にオートライティングオプティマイザです。あれは特性が不安定でどこでどうなるのか、挙動が全く把握できません。困ったものです。

まあ、そこまで極めている人はこんな自動(オート)という名称が付かないモードを使えばいいのです。しかし問題はこの「自動シリーズ」の開発費用がかかっていること。こんな余計な機能はいらないから、メカニックの部分にお金をかけるなり単純に金額を安くするなりしてもらいたい。

EOS 5D mark2 なんかは中級以上がターゲットなのにいろいろと自動モードがついています。いらないですね。なぜあんなに自動の項目があるのでしょうか。Kissで十分に練習してから来ればいいと思います。本気の人は日が浅くても丹念に勉強してマニュアルに対応してきます。それにそもそも昔はマニュアル機しかなかった時代すらあるのです。別に初心者が使うべきでないと言っているのではありません。カメラを十分に生かして写真を撮るというプロセスは全自動では楽しめないし、逆にEOS 5Dはそのプロセスを楽しむためのカメラだと思うのです。

コシナなんかはCarl Zeissブランドでフルマニュアルレンズ(厳密にはZEマウントが自動絞り対応のためセミマニュアルか)を出している始末ですからまったく対照的です。

最近、このようなことを考えているので自分でも沼にはまった感がむちゃくちゃ漂っています。だれか沼から救ってください(でも引き上げられた途端に、再び自ら沼に足を突っ込みますね)

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