2013年12月2日月曜日

オフラインで使えるWindows Phoneの地図アプリ―"Offline Maps"

ウィニペグは寒いです!今回は只見線撮影冬の陣で役に立ちそうなAppの紹介です。レビューは実戦投入を待て。

件の雪中行軍はスノーシューを装備して突撃することもしばしばあるのですが、しかしこれ迷子になると洒落にならないのです。じゃあGPSを買えよ、ということになりますが値段が問題になってきます。

http://www.joyful-log.jp/SHOP/47864/70358/list.html

高い。縦走とか本格的な登山ならともかく、夏には道があるところをトレースする程度(とはいえ危険な場合も多々)なので4万円、うーん。他に選択肢がなければ出すしかないけれど、昨今のスマホはGPSが付いているので何とかならないか考えてみる。
もし地図がダウンロードできる環境ならリアルタイムで地図ダウンロードしつつ、オーバーレイすればOKです。が、会津の山奥だとFOMA+しか対応していないから、手持ちの機種だとアウトなのです。

となると、オフラインで使える地図を探せば良いじゃない!

なのですが、Windows Phone 8に対応しているオフラインOKな地図アプリって少ない。なぜか日本が抜けてるHERE Maps、これに日本が入っていれば完璧だけれど入ってない。じゃあどうしよう、ストア検索してもなかなか見つからない。idiotOSやAndroid OS向けのAppはいくつも見つかるからこういうときだけはそっちがうらやましくも思う。それより何とかして見つけなければ。そうだ、「windows phone 地図 ダウンロード」どうだ?あったぞ、Y@h∞ゴミ袋の記事。使えそうか。

http://www.windowsphone.com/ja-jp/store/app/offline-maps/d4d858fc-698d-e011-986b-78e7d1fa76f8

任意の場所の地図がダウンロードできるという。じゃあこれにしてみよう。$1.5程度なら仮にダメでも許容範囲だし。ということで、インストール完了→地図のダウンロード中です。

年末には只見線の撮影があるので、ここでどれくらい活躍してくれるのか、大変楽しみなのです。今回は特に三脚関係で大幅なアップデートが予定されているので、GPSと併せて快適(というか楽しみ)な雪中行軍となりそう。

2013年10月14日月曜日

Otus "Apo Distagon" 1,4/55 は11月11日に出荷見込みらしい

B&Hのサイトで$3,990にて予約を受け付けている「アポ」ディスタゴンです。

http://www.bhphotovideo.com/c/product/1007600-REG/zeiss_2010_055_55mm_f_1_4_otus_lens.html

ここに出荷日の見込みが掲載されていて

Expected availability: November 11 2013

ということであと1ヶ月未満。しかしこの価格では(残念ですが)試せないです。

2013年10月10日木曜日

Otus 1,4/55 ("Apo Distagon 1,4/55")

カールツァイスから55mmのF1.4化け物レンズが発売されそうだという話は既に書きましたが、データシートなどが公表されていたので覚え書き

http://lenses.zeiss.com/camera-lenses/en_de/camera_lenses/otus/otus1455.html
http://lenses.zeiss.com/content/dam/Photography/new/pdf/en/downloadcenter/datasheets_otus/otus_1455.pdf

それにしても55mmでApo-Distagonはすごい。ちょっと狂気じみていると言って良いと思います。 MTF曲線が恐ろしいことになっています。特筆すべきはDistagonなのに歪曲収差が少ないこと。Planar 1,4/50より良い値を出しています。

10群12枚のレンズの中で6枚は異常部分分散比を有するガラス、最後尾の一枚は非球面を有するガラス(両面非球面)という超豪華仕様のよう。

軸上色収差を取り除き、歪曲も抑え、像面湾曲は多少ありそうですが、何もかも妥協しない設計のようです。

価格と質量にも妥協がないようで、質量は970 g か 1030 g というすごい数値です。価格は4000 USD程度とのこと。

作例はこちら(Flickr)に掲載されています。

http://www.flickr.com/photos/carlzeisslenses/sets/72157635236491881/


これまでのZeissレンズは気合いを入れれば2本くらい買うことが出来ました。特に初期のレンズ(Distagon 25, Distagon 35, Planar 50, Planar 85)は10万円以内だったので良かったものの、Otus 1,4/55は40万円程度になるとのことで、数が捌けずにボツにならないことを願います。

2013年10月8日火曜日

PENTAXブランドK-3の詳細

公式サイトにフライング掲載→削除→再度掲載されました。

http://www.us.ricoh-imaging.com/dslr/K-3

K-3 Limited Edition Silverが存在するようです。Available for pre-oderでバッテリーグリップ付が1,500USDだそう。
Available for pre-order
Available for pre-order

・2400万画素
・8.3コマ/秒の連写
・ON/OFF切り替え可能なローパスフィルター
・新開発“SAFOX11”オートフォーカスモジュール
・86000ピクセルのリアルタイムシーン分析センサー
・本体内蔵手ぶれ低減機構
・デュアルSDカードスロット
・0.95倍、視野角100%のファインダー
・マグネシウム合金ボディー

注目は連写で、RAWでも22枚まで連写できる点です。8.3FPSだとちょっと早すぎるので、任意のスピードに設定できるのかが気になるところ。
あとはローパスフィルタがSR(Shake Reduction =手ぶれ補正)技術の応用である点です。これは面白いアイディア。機械的にセンサーを動かしてローパスフィルターの役割を果たす仕掛けとのこと。

【参考URL】
http://thenewcamera.com/tag/pentax-k-3/
http://digicame-info.com/2013/10/k-3-8.html

2013年10月3日木曜日

ZeissはDistagon55mm F1.4を年内にも(発表だけでなく)発売するつもりらしい

ついったーで流れてきたZeissの投稿から。

http://blogs.zeiss.com/photo/en/?p=4260
“At the end of 2013, the Distagon T* 1.4/55, the first member of the new high-end SLR family of lenses will come on the market.”

もちろん遅れることはあり得るのだけれど、あと2ヶ月半くらいしかないこの時期に「市場に送り出すつもりですよ」というのは驚いた。日本での発売はたぶんずっと遅くなるんだと思うけれど、欧州では年内にお店に並ぶのか?

さてリンク先のページに載っている光学系を見たのだけれど、これがとんでもない。紫が異常部分分散比ガラス(または低分散ガラスとも。いずれ色収差を抑え込むための特効薬)で緑が非球面ガラスなので、おおよそ「標準レンズ」とは思えない設計になっている。もっとも「標準」なのは画角と口径(の数値)だけで、たたき出す像は恐ろしいことになりそう。値段はいくらになるのだろうか。

35mmF1.4の時にも感じたことなのだけれど、光学系が「中望遠プラナー+ワイドコンバーター」に見える。マウント側のレンズ群がプラナーで、それにワイドコンバーター(前方の凹凸凹あたり)をくっつけて画角を稼いでいる印象である。

2013年9月27日金曜日

グラフ作成のためにgnuplotを使ってみた

今回おこなったのは
  1. 外部ファイルの読み込み
  2. 軸の範囲の設定
  3. 定数の入力と関数のグラフ表示
  4. 細かい表示(体裁)の調整
  5. PNGファイルとして保存
です。

2013年9月23日月曜日

トラベラーズチェックは手数料なしで口座に移せた~お金の話

この記事で何が言いたいかというと、いろんな国に友達がいると便利ですよというお話。


現地に口座を持っている人に限りますし、他行だとどうなるか分からないのですが、私の場合は持参したトラベラーズチェック[*1]を手数料0で口座にぶち込んでもらえました。

あと日本からの送金の際には「電信送金」扱いなので、どこぞの両替窓口で現金にしてもらうよりよっぽど安い。もちろん手数料は1CADあたり1円ちょいかかったと記憶しておりますので、もっと抑えたい人はどっかのサービスを使うといいと思います。

特にマイナー通貨(CADもマイナーです)の場合には、日本国内での現金への両替は絶対にやめるべきです。カナダの空港内の両替所もレートはダメ。


これから単身でカナダに行くんだという人は、じゃあどうすればいいのかというと下記のとおり。

(1) 当面必用そうな金額を日本円で用意します(たしか出国時に税関に無申告でOKなのは100万円くらいまで、日本だけでなく渡航先の要件も必ず調査すべき)[*2]

(2) 人によりますが、必要最低限(300CADくらいあれば十分だと思います。基本クレジットカードですから)だけ両替して現金化。

(3)残りの現金は銀行口座を作ってから、そこで両替してもらいましょう。


これで両替手数料が抑えられます。もっと抑える方法をご存知の方がいらしたらコメントください。


[*1] CADのトラベラーズチェックは今やほとんど使い物にならないので、こんなことせずにクレジットカードの上限額を引き上げてもらった方がよっぽど合理的です。ただしクレジットカードは不測の事態(盗難、決済エラー)に備えて2~3枚は持ちましょう。VISAだけでなくMasterCardも持っていると万全です。

[*2]調査されることはないと思いますが、万が一されたとすると虚偽の申告を行った事実が記録として残りますのでやめたほうがいいです。カナダはたしか10,000CAD相当が上限だったと思います。

2013年9月19日木曜日

Let's say...

いきなりですがどういう意味か。"Let's say ~."

あえて提起するくらいだから「一緒に~と言いましょう」じゃない。Let'sは省略されて"Say, ~."のこともある。いずれにしても「仮に~だったら」という意味。

ということはちょっと提示の仕方も悪かった。なぜならこの文は単独では使わないのです。あくまで条件を示すわけだから、そう。前か後に「どうなるか」という文章が入ってくる。具体的には

"Calculate this value. Say a=0."

こんな使い方です。文法ばっかりやってるとこういう表現になかなか出会わないと感じていますが、それでも前後の流れからその意味を類推できる表現です。特に理工系だと、例で示したように条件の部分で"Say"と来るからわかりやすい。


P.S. ブログの方針がなかなか定まりません。

2013年9月15日日曜日

VirtualBoxでフルスクリーンに戻せない!

スケールモードにするのは簡単だったのに、そのメニューがどっか消えちゃったからさあ大変。

この記事で助かったー
http://www21.atwiki.jp/ohden/pages/436.html


簡単にはHost key + Cで、標準の設定のままなら"右側Ctrl+C"で直ります。

2013年9月10日火曜日

Distagon 2,8 / 21 の欠点

Zeissはこれまで、よく出来た製品を世に送り出してきたし、特にDistagon21はかなり広範な高評価を得てきてる。それは作りの良さだけじゃなくて画像の品質の良さによるもの。だからものすごく気に入っているのだけれど、しかしながら欠点がある。

(1) ゴーストとフレア
太陽や強力な光源に向かったときは、Distagon21はその欠点をさらけ出し、かなりの数のゴーストとフレアに見舞われる。光源が画面外にあるときでさえ、このような状況に陥ることがある。

(2) 像面湾曲
像目は平坦か、十分に大きな半径の曲面であることが望まれる。しかしDistagon21は特に近接領域で像面湾曲を示す。焦点距離が短いため目立たないから、もしかしたら見逃してしまうかもしれない。

これら二つの欠点を有しているものの、Distagon21は一眼レフ向けの広角レンズの中で頭一つ飛び出た存在であることは確か。その良さと言ったら、完全に表現することが難しいほどすばらしいレンズなのです。

2013年9月7日土曜日

学校初日

2013年9月5日

最初の英語で行われる授業に参加しました。それまでは(当然ながら)日本語の授業のみ。初めてだったからといって特に不都合はありません。なぜなら授業のガイダンスだけだったのですから!

これからはまず言語の壁にぶち当たりますが、もちろん課題をこなすことも大変になってくるでしょう。

2013年8月19日月曜日

D800で不満なところ―ファインダースクリーンのずれ

先日記したD800の不満点―電子シャッターが自在には使えない点ですが、もう一つ思い出しました。それはファインダースクリーンがわずかにズレること。

もともとD800のファインダーは5Dmark2の標準スクリーンに比べて、とても見やすくマニュアルフォーカスも苦なくこなせるほどです。
し☆か☆し

2013年8月17日土曜日

只見線の撮影

年末までお預けです。でも…それでも、年末に撮りにいけるんだから幸せな方なんです。

六十里越は11ヶ月~1年後に、また。

2013年8月15日木曜日

神社の裏からこんばんは!

只見線って本当にいろいろなところを走っているから、神社の裏を堂々と駆け抜けることもあります。


こんな場所から、ぬっと顔を出すからびっくりします。

2013年8月10日土曜日

D800の致命的な欠点―電子先幕

今日は留学に関係ないネタで、只見において真夏の炎天下から、真冬の暴風雪まで酷使愛用しているカメラです。

ずっとブログをご覧の方は何となく存じてると思うのですが、2008年頃から5Dmark2を使っていましたが昨年の今頃だったかD800を追加しています。

両者を併用しているとお互いに機能の善し悪しが見えてきて、たとえば5Dmark2のココって意外と良いよね!というところがあったりするわけです。これは海外に出ると日本の良さが再発見されたりすることに似ているように思います。また5D2の操作体系もD800を使うまで気づかなかった良さとか悪さがざくざく見つかって、政治も一党独裁だと腐ってくる部分があるものだなと感ずるところ。

それで肝心な話ですが、D800はいろいろ良いことあるのですがとても悪い部分があったので下記記載します。

2013年7月2日火曜日

From “Carl Zeiss” to “ZEISS”

レンズや顕微鏡など光学機器のCarl Zeissが、ブランド名を変えるそうです。

From “Carl Zeiss” to “ZEISS” – a brief story about our brand communication
http://blogs.zeiss.com/photo/en/?p=4150

リンクページに詳細はありますが、ブランド名は今後ZEISSで統一し、既存の製品はTouitのみ変更するとのこと。Touitが出るからそこでついでにブランド名を変える、とか既存の製品も(Touitのみならず)すべてZEISSに変える、とかではないんですね。

日本の感覚だとこんなこと(製品のリリースとブランド名の変更)あるかよ、と思うのです(日本の会社なら出来る限り揃えようとすると思います)が、元々そういうこと(タイミングのズレ)を特に気にしていないだけだと考えています。

ところでTouitの製造はどこなのでしょうか。いろんな噂があって聞いている分には楽しいですね。

2013年7月1日月曜日

自動ブレーキの誤動作に起因する事故は誰の責任か

トヨタ自動車と三菱自動車が相次いで出しました。

「新型クラウン プリクラッシュセーフティシステム装着車のリコール」
http://toyota.jp/recall/2013/0626.html

「アウトランダーPHEV、アウトランダー、デリカD:5の電動パワステ、方向指示器、後写鏡、原動機等について」
http://recall.mitsubishi-motors.co.jp/Recall/displayselect.do?orderno=13168

リコールの内容そのものは特に問題ではないのですが、事故を伴った場合の処置がどのようになるか気になります。

(1)追突する側
法律に則れば「車間距離不保持」の違反ですから、追突した側が悪くなります。しかし“常識的に考えれば”そんなに車間距離を開けて走ることは難しいです(煽りや割り込みを誘発して却って危険因子となりうる)。そうはいっても追突する側に過失があることは揺るぎないでしょう。

(2)追突される側
何もしてないから罪に問われないと思うでしょう。しかし「急ブレーキ禁止違反」というものがあります。

2013年5月19日日曜日

春紅葉

2013年の会津の桜は大乱調でした。まず連休になっても気温が上がらない。ちょうどこの頃に私が居たのは金山町ですが、朝晩は氷点を行き来するくらいの気温でした。日中も20度に届かない日が連続したため桜はいっこうに咲く気配を見せません。


その代わりにものすごく綺麗だったのが春紅葉(現象名・植物名ではない)です。葉っぱが芽吹いた後で葉緑素を送り込む直前に見られる金色の輝き。それは秋のいわゆる紅葉よりも遙かに綺麗という評判すらあります。

道の駅での車中泊はダウンにシュラフという重装備で丁度いいくらいでした。こんな寒い朝に見られる木々の輝きはそれはもう息を呑むほど。

秋の紅葉は私事で撮れません。秋の輝きも素晴らしいものがある一方で、春の輝きを最後に見られて良かった。

2013年4月28日日曜日

会津の春(2012年)

2012年に撮影した桜です。会津中川駅でのいわば定番の構図ですが、改めてじっくり見ても美しいものは美しい。


いろんな角度から撮れる駅で、このあたりでは唯一、古い駅舎がそのまま残っています。どうやら駅舎が大きいとその面積に応じて固定資産税を課税されてしまうため小型化して節税していると聞きます。

只見線のようなローカル線は、地元からすれば走らせてもらってるだけありがたいと思います。特例として免税にすることはできないのでしょうか。

2013年3月17日日曜日

Nikon Ai Nikkor 28mm f/2.8S + D800

四隅のごく一部で像の流れが生じるが、これは像面湾曲によって生じるようだ。


中心の結像は素晴らしいが、中間域でややピンぼけのようになり、周辺にかけてピントはふたたび良くなるが、今度は像が少し甘くフレアがかる。

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2013年2月18日月曜日

夜明け

夜明けの写真というと、別館「只見線web写真集」の夜明けが印象的ですが、今回はそれとはまた違った夜明けの紹介です。


地面付近のモヤモヤは暴風で巻き上げられた雪。気温は氷点下13度という過酷な条件下で、マニュアルフォーカスレンズのヘリコイド(ピントリング)は冷え固まっていました。

2013年1月23日水曜日

Carl Zeiss Distagon T* 2,8/21 ZF + D800

久しぶりのレビューです。長らく5Dmark2にアダプタを通してNikkorやCarl Zeissを使用してきましたが、ようやくNikonのD800を導入しました。D800Eも興味はありましたが値段が高かったのでD800に。

そこで手持ちのレンズがどこまで耐えられるか知りたくなり、昭和記念公園を舞台とした遠景描写の良し悪しを確かめるに至ったものです。これまで使ってきた一部レンズ、たとえばY/CマウントのDistagon28mmなどはD800に装着できないため置き換えを実施しています。まずはCarl ZeissのDistagon 21mmです。

画像クリックでskydriveに飛びます。オリジナル画像は、RAWで撮影したものをView NX2で現像したJPEGです。露出はISO100, F5.6, 1/500sを基準にマニュアルで設定しました。現像時に倍率色収差の自動補正は切ってあります。ピクチャースタイルはスタンダード、輪郭強調はしていません。水平が精確でないものもあります。

絞り開放にすれば周辺部でやや甘い像を結ぶが、大きな乱れは見られない。

F2.8


絞り開放からF5.6までは周辺光量の低下が確認される一方で、像高に比例した落ち方なので嫌味ではなく、作画に生かすことができる。
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