2013年10月14日月曜日

Otus "Apo Distagon" 1,4/55 は11月11日に出荷見込みらしい

B&Hのサイトで$3,990にて予約を受け付けている「アポ」ディスタゴンです。

http://www.bhphotovideo.com/c/product/1007600-REG/zeiss_2010_055_55mm_f_1_4_otus_lens.html

ここに出荷日の見込みが掲載されていて

Expected availability: November 11 2013

ということであと1ヶ月未満。しかしこの価格では(残念ですが)試せないです。

2013年10月10日木曜日

Otus 1,4/55 ("Apo Distagon 1,4/55")

カールツァイスから55mmのF1.4化け物レンズが発売されそうだという話は既に書きましたが、データシートなどが公表されていたので覚え書き

http://lenses.zeiss.com/camera-lenses/en_de/camera_lenses/otus/otus1455.html
http://lenses.zeiss.com/content/dam/Photography/new/pdf/en/downloadcenter/datasheets_otus/otus_1455.pdf

それにしても55mmでApo-Distagonはすごい。ちょっと狂気じみていると言って良いと思います。 MTF曲線が恐ろしいことになっています。特筆すべきはDistagonなのに歪曲収差が少ないこと。Planar 1,4/50より良い値を出しています。

10群12枚のレンズの中で6枚は異常部分分散比を有するガラス、最後尾の一枚は非球面を有するガラス(両面非球面)という超豪華仕様のよう。

軸上色収差を取り除き、歪曲も抑え、像面湾曲は多少ありそうですが、何もかも妥協しない設計のようです。

価格と質量にも妥協がないようで、質量は970 g か 1030 g というすごい数値です。価格は4000 USD程度とのこと。

作例はこちら(Flickr)に掲載されています。

http://www.flickr.com/photos/carlzeisslenses/sets/72157635236491881/


これまでのZeissレンズは気合いを入れれば2本くらい買うことが出来ました。特に初期のレンズ(Distagon 25, Distagon 35, Planar 50, Planar 85)は10万円以内だったので良かったものの、Otus 1,4/55は40万円程度になるとのことで、数が捌けずにボツにならないことを願います。

2013年10月8日火曜日

PENTAXブランドK-3の詳細

公式サイトにフライング掲載→削除→再度掲載されました。

http://www.us.ricoh-imaging.com/dslr/K-3

K-3 Limited Edition Silverが存在するようです。Available for pre-oderでバッテリーグリップ付が1,500USDだそう。
Available for pre-order
Available for pre-order

・2400万画素
・8.3コマ/秒の連写
・ON/OFF切り替え可能なローパスフィルター
・新開発“SAFOX11”オートフォーカスモジュール
・86000ピクセルのリアルタイムシーン分析センサー
・本体内蔵手ぶれ低減機構
・デュアルSDカードスロット
・0.95倍、視野角100%のファインダー
・マグネシウム合金ボディー

注目は連写で、RAWでも22枚まで連写できる点です。8.3FPSだとちょっと早すぎるので、任意のスピードに設定できるのかが気になるところ。
あとはローパスフィルタがSR(Shake Reduction =手ぶれ補正)技術の応用である点です。これは面白いアイディア。機械的にセンサーを動かしてローパスフィルターの役割を果たす仕掛けとのこと。

【参考URL】
http://thenewcamera.com/tag/pentax-k-3/
http://digicame-info.com/2013/10/k-3-8.html

2013年10月3日木曜日

ZeissはDistagon55mm F1.4を年内にも(発表だけでなく)発売するつもりらしい

ついったーで流れてきたZeissの投稿から。

http://blogs.zeiss.com/photo/en/?p=4260
“At the end of 2013, the Distagon T* 1.4/55, the first member of the new high-end SLR family of lenses will come on the market.”

もちろん遅れることはあり得るのだけれど、あと2ヶ月半くらいしかないこの時期に「市場に送り出すつもりですよ」というのは驚いた。日本での発売はたぶんずっと遅くなるんだと思うけれど、欧州では年内にお店に並ぶのか?

さてリンク先のページに載っている光学系を見たのだけれど、これがとんでもない。紫が異常部分分散比ガラス(または低分散ガラスとも。いずれ色収差を抑え込むための特効薬)で緑が非球面ガラスなので、おおよそ「標準レンズ」とは思えない設計になっている。もっとも「標準」なのは画角と口径(の数値)だけで、たたき出す像は恐ろしいことになりそう。値段はいくらになるのだろうか。

35mmF1.4の時にも感じたことなのだけれど、光学系が「中望遠プラナー+ワイドコンバーター」に見える。マウント側のレンズ群がプラナーで、それにワイドコンバーター(前方の凹凸凹あたり)をくっつけて画角を稼いでいる印象である。