2024年12月21日土曜日

GFXにお似合いのレンズ

いったんリストだけ書いておきます

Pentax 645 A 35/3.5
FAのほうよりコントラストが低めだけど像面湾曲が少ないので、均質性という意味ではAのほうが有利という話を見る。おもいきりシフトすると端っこは厳しいが645レンズなので当然のこと。

Carl Ziess Distagon 4/50 FLE


シフトで到達できる領域も含めて、画面のかなり広い範囲でコントラストがかなりしっかり立つ絵を出す。解像そのものはそんなにないのかもしれないが、気持ちの良い絵を出す。FLEの設定はもしかしたら無限でも∞から少し手前側にスライドさせた位置(クリックがない位置)くらいのほうがいいかもしれない。ボディにも依存する可能性あり。

Pentax 67 55/4
67レンズにしてはかなり細かい線を描くし、像面平坦性が高いので使いやすい。倍率色収差が多いような気がするので、画質を突き詰めたい場面ではほどほどに(F8.0かF11くらいに)絞る必要がある。

Pentax 645 A 75/2.8
実はかなり高性能な75/2.8で、FAもAも光学設計はほぼ同じはず。前群のコーティングの色が違うくらい?F2.8ではフレアっぽさがあるものの頑張っている。F5.6なら何の文句もでないと思われる。シフトしてもかなり耐える、すごいレンズ。

Carl Zeiss Planar 3.5/100
ピントの無限遠が出ればなかなかいい性能を出す。GFXで言う四隅がほんのちょっと落ちてしまう感じもあるが、レンズをシフトして全体を確認すると概してかなり良い性能なのは間違いなさそう。

Pentax 645 A 150/3.5
倍率色収差が唯一の欠点で、他はパーフェクトの換算135 mmレンズ。値段や大きさ重さを考えるとAでも十分な像を提供してくれるので、FAのF2.8にする理由が見つけづらい。

Pentax 645 FA 200/4
なぜか市場でまったく評価されていなく、中古では2万円以下で見つかる格安なレンズ。当たり外れはあるのかもしれないので要注意だが、手元の個体は片ボケなし、シャープネスも問題なく非常に優れた描写を示す。解放でピント面のごく僅か手前のハイライト縁に赤紫が乗るので、軸上の色収差がやや目立つということか。

Pentax 645 A* 300/4
これも75 mm同様にFAとAで差がないレンズ。軸上色収差はややあり、ピント面の手前に赤で奥が青のような縁取りが見える。遠距離を狙うなら陽炎の影響もあるためF4.0はあまり使わず、F5.6やF8.0とすることが多いので問題ない。F4.0でも解像感はかなりしっかりしている。

Pentax 67 M* 300
扱いが必ずしも丁寧ではないのは事実なので、経年劣化の可能性が十分に考えられる。解放では球面収差が多い状態になっている。F6.7まで絞れば上記のA*と同等の描写を示す。三脚座という意味でこちらのほうがいい。色収差の補正もこちらのほうが一枚上手だが難しいところ。前に使ったときの感触からすると、本来は後述67 M* 400と同等の性能ではないかと思う。

Pentax 67 M* 400
こちらは645のA* 300と同様な描写で、扱いやすい。ただし大きくて重いため持ち運びは難しいかもしれない。焦点距離が長い上に距離を取ることがおおく、高画素機では陽炎がかなり問題になるためF11くらいで使用することも多い。

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