・フォトキナ2014での展示状況について
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140918_667422.html
(HELIAR 40mm F2.8は発売済み)
これらレンズの登場が待ち遠しいわけですが、CP+に向けて発表されたのはSWH15 (III)のみでした。
http://www.cosina.co.jp/seihin/voigt/v-lens/vm/15vm3/index-.html
一方でフォトキナ2014でのインタビューの動画を発見!!
インタビュー動画では「近いうちに」ということですので、順次発売されていくことでしょう。いずれもフォトキナで「お披露目」だった沈胴の40/2.8は10月に発売され、今回がSWH15(3月発売予定)ですから、他の2本も順次出てくるかと思います。
NOKTON 10.5mm F0.95「m4/3のF0.95シリーズ25, 17.5, 42.5に続く第4弾(*)!」
https://www.youtube.com/watch?v=HDz2fZ9ceeU
(* 25/0.95はクリックストップなしのバージョンが存在するので厳密には5番目のレンズ)
ULTRON 35mm F1.7「ビンテージシリーズ、第2弾!」
SUPER WIDE HELIAR 15mm F4.5 (III)「」
https://www.youtube.com/watch?v=l38D1Gv4Wb8
・ビンテージシリーズ
中身はLマウントで出てた同仕様のレンズと同一ではないかと予想。モダンな設計ながら外観は素材から拘ったクラシカルなデザインを採用。シルバーは真鍮にクロムメッキ、ブラックはアルミ材料にアルマイト処理。第一弾は50/1.5が発売済み。
一眼レフ用のSL II Nシリーズなんか、特に銘打ってないけど半ばビンテージシリーズみたいなデザインに思います。ピントリングの金属ローレット加工や配色(ft表記が黄色)からはAuto Nikkorの香りがプンプンします。
・ヘリコイドラッピング「手作業で加工することで最高の操作性を追求」
http://www.cosina.co.jp/kodawari/010.html
最高の性能(光学性能だけでなく、撮影者の操作性)を求めた結果、21世紀のこの時代でも手作業の部分が数多く残っているコシナのレンズ。「昔は良かった」なんて言わせない、今でもホンモノを作り続ける稀有な会社です。
デジカメが普及して1枚を撮ることが簡単になった今だからこそ、1枚をしっかり撮りたい。手間がかかるだけじゃないかと思うかもしれませんが、そこはご心配なく。光学性能で負けることはありません。しかも1枚を撮ることが楽しくなってくる、オトナの趣味です。
・15/4.5「小型軽量高画質な超広角がデジタル対応」
それは1999年のこと。覚えていない、そもそも知らないという人もいるかもしれません。コシナがフォクトレンダーブランドの製品を出した年です。Bessa Lという強烈な個性を持つボディに15/4.5とファインダー、今思い返しても尖った製品でした。当時はフイルム全盛の頃、一眼レフの20 mm以下は絶望的にデカい。ならばこの値段で距離計もファインダーもないボディ+15 mm+外付けファインダー(レンズに同梱)で太刀打ちしよう、そんなコンセプトでした。
このいわば伝説的レンズはVMマウントに変更(光学設計はそのままなのですが、どうやらコーティングは変更?)されてII型に、そしてデジタルの時代にある問題が発覚ー周辺部の色かぶり
・広角レンズでの色かぶり
デジタルカメラの受光部は「井戸型」とも言われ、光軸方向に深い構造になっています。だからフイルムの時には問題にならなかったことが問題になる場合が出てきました。それがこの色かぶり。対策は光が受光部に「まっすぐ」入るようにすればいい。だから一眼レフ、この点から実はデジタル素子と相性がとても良いんです。色かぶりが問題になっている例はほとんどがミラーレスだったりレンジファインダーで、一眼レフで問題になってるのはシグマのSD1くらいしかありません。
99年というまさに「フイルム時代」かつバックフォーカスが極端に短いレンジファインダー向けの設計では、まっすぐ光を入れないために色かぶりが問題になってきましたた。主にα7シリーズとかα7シリーズとか。で使ってる層には痛い問題なわけです。小型軽量な15/4.5が色かぶりで使い物にならない。そこでこのIII型、僅かに全長が伸びたもののそれでも十分に小型軽量に仕上げてきました。値段がちょっと高い(UWH 12/5.6の85,000よりもさらに高くて95,000)けど、15mmならこれ、と言わせるだけの実力を秘めています。だって先輩の15/4.5よりもさらに1段と良好な光学系に仕上げてきたんですもの。間違いありません。
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