ひとまずPentax 67 M* 300mm ED (IF)で試し撮りしてた中で発生したので比較
どちらもF8.0ですが、感度を100と200でシャッター速度を変更しています。
ss = 1/60 (s); ISO 100
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ss = 1/125 (s); ISO 200
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この大きさだと目立ちませんが、センターのクロップを50%で見てみます(オリジナルを見たければFlickrからダウンロードしてください)。
ss = 1/60 (s); ISO 100
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ss = 1/125 (s); ISO 200
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どっちもミラーアップはしましたが、ミラーのブレが収まるまでに要した時間が違った可能性があり、それがシャッター速度1/60秒におけるブレの原因であった恐れはあります。しかし今回のブレの原因はおそらくシャッターの抱える機械的な問題で、この問題は多くのカメラが抱えているものです。問題を抱える場合は1/60秒から1/30秒の間でブレが目立ちますが、電子先幕を搭載するD810などを使わない限り解決しません。
なお一部では、シャッター速度が遅くなった場合はブレが減るという表現がありますが、これは間違いです。ブレが減るのではなく目立たなくなるだけです。
たとえば1秒露光の場合は、まず最初の1/60秒で大きくブレを生じます(ブレそのものはいつでも同じ大きさ)。続いて1/30秒程度でブレが収まります(ここまでだいたい1/20秒)ここからの19/20秒はブレが存在しないため、合計の1秒では1/20秒露光に対してブレが少なく見えるだけのことです。
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