2009年12月6日日曜日

中央線線路切り替え・その5


まったく完結する気配のない線路切り替え前の各駅報告です。前回は二基のエレベータまで紹介しました。今回はこれ(北口の改札付近で見られた表示)から。


あんたでかいよ。大きさといい、わざわざ2回も繰り返すあたりといい、南口よりも相当気合い入ってるし。

ということで今回はいよいよ通り抜け不可の駅構造に迫ります。
1番線から改札の方へ向かおうとすると


まずは先制攻撃と言わんばかりに赤いテープで「南口(国分寺・立川・八王子方面)→ホームから乗り換えはできません」とあります。けど東京方面の列車に乗ってきてここから逆方向に乗る人っているの?

「南口」という表記は分かります。北口はあっちだけど南口に行く場合もあっちから出てねっていう意味です。が、しかしこのホームに降り立った人はそもそもからして「国分寺・立川・八王子方面」から乗ってきた人であるはずです。つまり乗ってきた方にホームを経由して(つまり改札の外に出ないで)戻っていく人って誰でしょうか?

百歩譲ってそのような人がいるとしても、その人は改札口で駅員が個別対応すればよい話であって全体に対して表示する必要があるのかどうか大いなる謎。帰りはここじゃないよ、っていう意味でもなさそうです(なぜなら最初に示したとおり北改札口に「下りはあっち」と書いてあります)。



ここにも同じ表記ですが、これは向きからしてどう見ても今まさに改札を突破してきた人。しつこいですが、改札には「あっちだよ」と書いてあるのです。まったく意図が読めません。

逆方向の列車に対して「乗り換える」という表現も大きな「?」だし。通常は優等列車や支線へ分岐していく列車、あるいは別路線に「乗り換える」というように使うと思います(もっとも逆方向に乗り換えるという使い方も間違いではないんだけどね)。



少し進むとこの表記。この表記の意図は分かります。いま降りた人に「帰りはあっち使えよ」か若しくは「南口に用事がある人はあっち」という意図でしょう。3つめにしてようやくまともなのが登場。


階段を下りて振り返ると見える案内(つまり改札を突破した人向けの表記)はこれ。小さくて読みづらいですが「下り(立川・八王子)方面はご利用できません」と。

ここまで誤って突破していると言うことは改札の(あれだけ目立つ)表記に気づかなかったはずなので、このような地味な表記で果たして気づけるかどうか甚だ疑問です。



このエレベータにも「上り専用」との表記。でもやっぱり改札の表記を見逃した人が気づくとは思いません。



降りてきた人には手書きの案内が。結構分かりやすいです。でもメインの自動改札はこの撮影場所の左後ろに。つまり普通に降りてくると見逃します。


かと思えば自動改札機を出て正面にあるガードレールに「あっち」という表記を発見。手書きの案内図を見逃しても救われるように工夫されていました。すると謎なのは何故手書きの案内図は何なの?


改札を出たところから内部を見る。どうやってもあの表記が気になって仕方ない。

もうさすがに警告はないと思いましたが、ありました。


ついつい大きな案内に目がいきがちですが、似たようなデザインで小さな案内がもう一つあります。これだけ警告をしているというのも珍しいです。逆に言えば改札によって乗れる列車の方面が確定してしまう駅というのは珍しいということでしょう。実際に私も初めてでした。

長くなったので今回はここまで。地上ホームから見えていた謎の通路は次回に回します。いつ終わる事やら・・・

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