2009年12月29日火曜日

3GbpsならSATA2という誤解

これずっと気になっていました。が、ようやく明快に解決しました。

参考「■大原雄介の最新インターフェイス動向■ Serial ATA 3.0編その2」http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/interface/20090630_298387.html

とてもわかりやすいです。


SATA2は転送速度ではなく機能によって定義されています。ところが安易に規格と速度を結びつけた輩のせいでめちゃくちゃになってしまったのです。

結論は速度とSATA1 or SATA2は無関係。代表的なSATA2に求められる機能はNCQというやつです。この詳細は別ページに譲るとしてSATA2を名乗るためにはNCQに対 応していることが必要条件。つまりNCQに対応していなければSATA2は名乗れません。

ところが安易に「3GbpsだからSATA2だ」となったからもう大変。現在の機種は正式なSATA2ですが、過渡期のSATA2には偽物(つまりNCQ非対応)が含まれているはず。

では転送速度は何で変わるのかというと「世代」です。SATA1かSATA2かは別にGeneration1,  Generation2で速度が決まるのです。

結局のところ「SATAのgeneration2がSATA2なんだ」という誤解から「3GbpsだからSATA2だ」という話になってしまったのだと思います。

こんな話もう御免と言ったのはSATA-IO(参照http://www.serialata.org/developers /naming_guidelines.asp)で、「名付けの手引き」や「混乱の追放」なんて項目名が並んでいます。そしてSATA IIやSATA IIIという呼び方は使わないように呼びかけています。それでもSATA3なんて表記を見ますが。

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