新型の手ぶれ補正付き望遠ズームレンズ「シグマ 70-300mm F4-5.6 DG OS」の使用感など、第二回目です。
なお「手ぶれ補正の効果の程」は連日の荒天により実験が出来ておりません。しばらくお待ちください。
いろいろ書くよりも実写画像の方が「効果的な説明」であることもあります。今回はアリのいる彼岸花を5Dmark2にて撮影しました。
2009/10/04 13:00頃 自宅にて
Camera: Canon EOS 5D mark 2
Lens: SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG OS
Time Value=1/500 (sec)
Aperture Value=F8.0
Expose Compensation=0 (steps)
ISO Speed=200
White Balance=Sun
なお撮影距離はほぼ最小値(約1.5m)で、ピクチャースタイルは忠実設定。
デジタル露出補正や撮影後のホワイトバランス調整、コントラストあるいはシャープネスは一切手を加えず(ノーマル)。JPEG画質はDPPで6としてRAWからオリジナルの画素数で展開。画像を見て各人判断していただければ宜しいのですが、私見を述べます。
1,解像力コントラスト共に及第点ではあるが、キレはもう一歩である(質感や葯の解像力は良いとしても、アリが少し甘い)
2,中心部の色収差の押さえ込みは優秀だが、画面周辺部ほど紫、緑の色収差が生じる(画面中央下に存在する高輝度部分は紫の縁取りが見られる)。
3,後ボケは素直であり、二線傾向も感じられない。一方の前ボケは合焦~ボケの境目が汚い。大きな前ボケなら綺麗。通常の望遠レンズに散見されるボケの傾向と同一である。
4,周辺光量は一段の絞り込みで十分な値が得られる。具体的には下の画像を参照。
(a) 絞り開放 Aperture Value=5.6(F5.6)
(b) 一段絞り込み Aperture Value=8.0(F8)
こうして比べてみると開放として周辺を落とした方が立体感が増しています。
絞りを変化させたためボケの加減も変化し、一概には言えませんがメインとなる被写体を強調するために絞り開放とする手もあるようです。
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