2010年1月15日金曜日

マウントアダプタ(ContaxレンズからEOSボディ)

「インフが出ない」で予告したとおり無限遠を出すことに成功しました。方法は至って単純で「薄めのアダプタを使う」だけです。


その成果として早速「今年の初撮り」にてSonnar135が出動しています。



左が従来使っていたアダプタで右が現在のアダプタです。見た目には厚さは殆ど同一です。しかし無限遠の出方があからさま違うのでSonnar135には右側のアダプタを、左側のアダプタはSonnar85に使っています。

最初から薄いアダプタを使わない理由は次の通りです。アダプタが薄いと言うことはレンズの後玉、鏡筒共々カメラ本体の側に近づきます。距離が近づけば部品が一眼レフのミラーに接触する可能性が高くなります。フレアカッターが軽く触れるならまだしも、広角レンズの中には後玉が直撃する物もあります。後玉にミラーが直撃すればどのような事態に陥るかは想像に難くありません。このため何にでも安易に薄いアダプタは使えません。多くの場合は薄くない通常のアダプタで十分に無限遠が出るようになっています。

しかし組み合わせ(相性)で無限遠が出ず、さらに接触しない組み合わせであれば薄いアダプタを使います。たとえば今回のSonnar135は出っ張りが少ないために薄いアダプタを使用しても問題ありません。レンズの種類によって薄いアダプタが使用できる場合と出来ない場合がある(後玉直撃の物がある)ため、使用の際には十分に注意を払う必要があります。

稀には通常のアダプタですら後玉直撃もあるとのことですので、利用の際には十分気をつけるべきです。

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