前回からの続きですが、画質が悪いのでは?という検証記事。今回は焦点距離を変えた上で比べて、画質低下が見られるかどうか検証していきます。画像は大きめの900x600とします。
以下、写真は2009/11/04 只見線 会津檜原~会津西方(只見川第一橋梁)
・焦点距離 f=105mm
・焦点距離 f=200mm
1.中央部(厳密ではなく、大凡)
だいたい中央となる位置(厳密にどのあたりになるかは最初の画像と照らし合わせれば分かりますので、どうしても知りたい方は見比べて下さい)を50%に縮小して切り出し。100%では粗探しになりかねないためです。
f=105mm
f=200mm
200mmは何とも微妙な描写ではある(車両が流れ気味。ただし被写界深度外になっている可能性も考えられる)。だが不合格とは言えない。
2.右上
これも厳密には右上の隅ではありません。50%のサイズで評価します。
f=105mm
f=200mm
200mmでは像が流れていく様子が分かってしまいます。左下(つまり画面中央より)は良好ですが、そこから右上に行くに従い、像が流れていきます。105mmでは問題ありません。
3.左下
これは左下の隅です。ただし比較することができないので、補足を4.として掲載します。
f=105mm
f=200mm
105mmは被写界深度外でした。ただ素直な丸いボケになっていることはわかります。200mmは画面の右上から左下にかけて(画面全体から見ると放射方向に)流れていることが分かります。
4.点像の描写
先の3.で述べたようにどうやら200mmでは点が流れているのでわかりやすい部分を拾ってみました。
f=105mm
f=200mm
200mmはそもそもピントがあってない(被写界深度外になっている)可能性も否めませんが、例え被写界深度外だとしても点がこのように流れていくのは如何なものかと思います。
ということでメーカへ送ることが決定。修理完了後にいろいろなレンズと対決してもらいますが、大きく重いこのレンズ。今後出番があるのかは分かりません。
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