今回は小ネタ。Contaxレンズのキャップについてです。
一般的には左のようなキャップが付属しています。しかしオプションで別タイプ(右)も発売されており、これがなかなか良い質感。
左のようなキャップはプラスチック製でスナップ式です(ねじ込み式ではありません)。これでは擦れた時に(実際ほとんどのものが擦れた状態であり)テカリが出てしまって安っぽく見えてしまいます。また特に板バネがへたったキャップは輸送中いつの間にかキャップが吹っ飛んでしまうこともしばしば。
そこで登場するのがメタル式レンズキャップです。
ねじ込み式のメタルキャップならしっかりはめることで輸送中のトラブルはほぼ皆無です(スナップ式と比べてゼロと言っても過言ではない)。それに多少擦れても金属製では安っぽさが出ません。そして最大の利点はCONTAXという文字が白くて目立つという点。
一方で欠点が2つ。一つは高価であること。もう一つはキャップの縁に細かく刻まれている溝の部分が擦れて塗装が剥がれやすいこと。でも金属製の場合、地が出ても不思議と安っぽさが出てきません。
さて実際にカメラへ取り付けた状態で比較すると次のようになります。
プラ製のキャップは、CONTAXと書いてあるかどうかよく分からりません。デザインとしてもキャップが浮いているように見えます。 一方の金属製はレンズの鏡筒と一体化したデザインで、さらにCONTAXの文字がくっきり読み取れます。本体のメーカ(ブランド)が異なるのは微妙な点ですが、ここを気にするならばCONTAXブランドの本体を買ってくれば良いだけのことで・・・。
ちなみにこのメタルキャップは内側の"CONTAX"と書いてある部分が(外側のネジを切ってある部分と独立に)回転可能です。中古で買ったメタルキャップには文字の位置がずれていることがあるので必要に応じて調整する必要があります。
言うまでもなく回転させなくても機能上は問題ありませんが、あまりにもずれていた場合は見た目が悪すぎます。しかもレンズの種類(または個体)によって角度が変わるので、同じ径でも使い回しは避けた方がよいようです。
なおこの後に気づいたことですが、フード内蔵の望遠レンズの場合メタルキャップを使うとフードが伸びてきます。プラのキャップは「フードのキャップ」にもなるようで、一部の望遠レンズの場合はどちらがよいかよく考えた方が良いようです(それでも質感・デザインの点からメタルキャップを推奨します)。
特に問題のない範囲ではありますが、やはりこのような状態になり得ることは気になります。値段がやや高いメタルキャップですが、個人的には一押しの品です。
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