今回は前回の続きで絞り込んだときの描写です。結論を先に言うと殆ど差がありません。像面の平坦性は被写界深度によってカバーされ、周辺部の流れも収まってきます。
[5] F5.6 前回のF4.0が[4]なので続き番号としました。まずはNokton
ここまでくれば盤石。もっともこのレンズ、その名前からして無限遠の風景を撮るというより薄暗い状況下を切り取るレンズ。
よく見るときわめて軽微な片ボケの傾向があるが、まあこんなもん。もちろんAPS-Cなら完璧だろう。続いてNikkor
ほとんどNoktonに似ている。ずいぶん古いレンズだが、実力はかなりあると見た。ただ古いレンズなのでコートスレがあったりヘリコイドが、へたっているのはご愛敬。そして次がMakro-Planar
やはり実力は相当。ここにきて全面でほぼ文句のない描写に。極わずかに周辺部が気にならないでもないが、ここまで求めるのは酷だし、価格にも響くので文句は言わない。右下は被写界深度外なので画質云々を語るべきではない(ボケがやや同心円方向に流れてはいるが、これはやはり文句を言うべきではない)。そもそもマクロレンズだ。さて最後にmicro-nikkor
全体ではMakro-Planarの勝ち。なだらかに性能が落ちていくあたりは好感が持てるが、開放F値を考えるとやっぱりMakro-Planarはすごい。もちろん人によってはこのMicro-NIKKORでも十分だろう。古い設計にしてはかなり頑張っている。
[6] F8.0 上から順にNokton, Nikkor, Makro-Planar, Micro-Nikkorです。ここまでくればほぼ完璧。
[7] F11 先に同じく、上から順にNokton, Nikkor, Makro-Planar, Micro-Nikkorです。もしかしたら微ブレしているものもあるかもしれません。
・番外編
わずかに、本当に僅かにMakro-Planarはオーバーインフとなっています。開放無限の描写がちょっと違う程度でF5.6ではほぼ分かりません。
F2.0開放
F5.6
リンク先(SkyDrive)には他の絞りもありますので、興味がある方は適宜探してください。
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