D810Aの高感度性能におけるカラーノイズが、どうやらD810(無印)よりも1段から2段相当ほど少ない(D810AでISO 3200だとD810でISO 1600ほど、同ISO 12800で3200ほど)という印象があります。最初に「こんなに違うのか」って思ったのはここのページで、D800Eは論外としてもD810とD810Aは「別物」という印象をうけました。黒に浮くノイズは目立ちやすいのですが、それでも違いがあります。続いて見つけたこのページでも、やはり黒に浮くノイズの量が違うので、どうやら別物ではないだろうかというのが現時点での結論です。なおこのページにおける比較は、NRの設定が異なっているので無効です(さすがにここまでは差が出ないはず)。またD810AとD810の比較(機能を含めたもの)はこのページにまとめられています。
実際にベース感度がD810は64でD810Aは200なので、それぞれのベース感度で同じS/Nならば高感度(というか同じISO感度)でS/Nが異なるのは十分に考えられること。ただ実際にサイドバイサイドで確かめたわけではないので、真偽は不明です。
D810Aは通常撮影に使うと黒い生地や光源が赤みを帯びることがあるので、ニコンからは一般撮影に使うことを推奨していません。それでもこれまで複数の光源や場面で撮影したところでは大きな影響は感じず、問題なくD810Aを一般撮影に使えているところです。ニコンの比較ページを見たら、むしろD810Aの赤かぶりした画像の方が好みで、特に桜は絶対にD810Aでは、というくらい好みでした。
https://twitter.com/brwafe1/status/687668998444433409
ドットバイドットで車両のあたりを拡大しても、このくらいちゃんと写っています(画像クリックでドットバイドットの切り抜き画像を表示)
これはちょうど朝の只見線、大白川→小出の始発列車です。とても暗い状況でしたが、D810Aの高感度とDistagon 2/35の絞り開放を組み合わせてしっかり光を拾っています。D800だったら躊躇したであろう場面ですが、遠慮無くISO 6400に設定しました。
https://twitter.com/brwafe1/status/686430336088014848
これは逆に夕方の只見線、七折峠に挑む会津若松行きです。みるみる暗くなっていく中でこれはISO 12800に設定(実際はヘッドライトで周囲の露出が持ち上げられたのでISO 6400で十分でした・こういうときにRAWで撮っておくとあとから露出補正してもハイライトの階調を引き出しやすいです)して被写体ぶれを起こさずに撮影しました。これもD800だったら躊躇していたでしょう。
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