2012年3月16日金曜日

ついに登場!Distagon 2.8/15 ZE & ZF.2

噂はいろいろありましたが、順当に登場です。

http://blogs.zeiss.com/photo/en/?p=1567

2,148ユーロまたは2,948USDということで、現在の為替レートから推せば前回のY/Cマウントよりも安価な製品に。ただこれまでの価格設定から予想される日本での希望小売価格はだいたい35万円~40万円くらいになりそうです。

製品の公式サイトは以下。

http://lenses.zeiss.com/photo/en_DE/products/slr/distagont2815.html

ここによれば最短撮影距離は0,25mで、重量はZF.2が730gでZEが820gとのこと。相変わらずの重量級です。

なおデータシートは

http://lenses.zeiss.com/photo/en_DE/service/download_center/current_data_sheets/current_data_sheets_slr.html

から入手可能で、周辺光量の落ち方が綺麗な点と、ディストーションの少なさに注目です。

(追記)

これまで発売されたSLR向けZeissレンズは、Y/C時代の焼き直しと言われてきました。それはある意味では事実であり、つまり以前の設計が既に優れていたこと示唆します。

しかし今回のDistagonは破壊的です。破壊的要素を簡単に5つほど紹介します。

1, 径95mmとは言え、フィルタースレッドがある(昨今では設定が無いものも多数)。
2, 口径を拡大(前回はF3.5だったので半段の口径拡大)。
3, 比較的低価格化(Y/Cマウントは末期に70万円だった)。
4, ディストーションの激減(旧来はピークが-4%で、しかも陣笠。今回は単純樽型で最大-2%程度)
5, MTFの大幅な改善(以前は周辺に向かって大きく降下。新型は中間~周辺まで値を維持)

超広角マニアなら、迷わず買うべきレンズになると予想しています。

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