2018年1月29日月曜日

只見線撮影モデルコース

只見線を撮りに行く際に頭を悩ませる事柄の一つが「どこに泊まってどう回ると良いか」です。特に初めての場合は勝手が分からずに苦労します。今回は始めて撮影に訪れる場合に、なるべく気軽に利用することを念頭に置いていくつかのモデルコースを提示します。

1, 位置関係

大雑把には会津盆地の南東に会津若松市で西に会津坂下町、坂下から南西へ向かって峠を越えると柳津町、さらに奥へ進むと三島町金山町、そして只見町の順番です。
なお今回のモデルコースは宿泊地としても撮影地としても只見町を含みません。

2, 宿泊地

会津若松市内が良いです。コンビニがあって駅から至近の距離にインターネットから予約可能なビジネスホテルもあり、朝ご飯のない素泊まりプランを使えば朝一番の列車に余裕を持って乗れます。冬場の大雪でも会津地域から帰還することが比較的容易な位置も、初めての訪問には重要な点です。
柳津町も候補として挙げられます。会津若松市より奥に位置するとはいえ、盆地から峠を一つ越えただけという、さほど遠くない立地です。

3, 撮影地

会津柳津駅や滝谷駅の周辺、それに三島町(会津宮下駅周辺・只見川第一橋梁を含む)あたりが候補として挙げられます。駅からそこまで遠くない場所にいくつかの撮影地が点在するためです。
いずれにしても最初は会津川口までの場所で検討するのが良いと思われますので、以下おすすめ順に宿泊地+撮影地のモデルコースを3つ紹介します。

4, モデルコースA(会津若松市宿泊)

始発列車で会津若松から只見線に乗車し、会津桧原で降車します。9時頃の列車をいわゆる船着き場と呼ばれる只見川第一橋梁の北側から撮ります。
作例は検索🔎すれば出てきます。ただし除雪されてないので冬はかんじき必携です。

お昼過ぎまで時間があるので徒歩で檜原の集落を抜け、R252の駒鳴瀬トンネル経由で道の駅へ向かい、ここでお昼ご飯。13時の列車を道の駅から至近のビューポイントで撮影します。ここも冬にかんじき必携でしたが、今はわかりません。ここはゴム長でもOKです。
ビューポイントで撮ると、この1枚目の紫のアーチ橋が写っているほうです。
https://twitter.com/brwafe2/status/957786343433752576
春はこんな様子に。
https://twitter.com/brwafe2/status/859067262703202306
次の14時過ぎの列車は同じポイントでも良いですし、近隣の只見川第一あるいは第二橋梁を撮れる場所でも良いでしょう。冬場は道を外れる場所だと、かんじきがないと話になりません。
16時頃の列車か、または体力に余裕があれば16時の列車を三島町内どこかで撮って最終で会津若松に戻ります。

5, モデルコースB(柳津町宿泊

特に柳津町の町民センター「つきみが丘町民センター」に宿泊の場合だと駐車場から只見線が撮れるので、もし明け方十分に明るければ会津川口から会津若松へ向かう始発列車をここで撮れます。撮影後にすぐ、あるいは暗い場合は直に会津柳津駅へ向かい、会津川口行の一番列車で会津宮下に向かいます。
明るければ、町民センターの駐車場からはこの橋が見えます。
https://twitter.com/brwafe2/status/852727666306195457
9時頃の列車は、気合入れて国道252線のスノーシェッド内から撮れる第三橋梁まで歩いて行くか、または道の駅へ向かってビューポイントからの撮影でも良いでしょう。
スノーシェッド内から第三橋梁を撮った例です
https://twitter.com/brwafe2/status/957812883127197696

いずれにせよ13時頃の列車で今度は会津柳津~会津坂下の間の会津坂本へ向かい、会津坂下で行き違いしてくる14時の列車と次の会津若松行を七折峠(会津坂本~塔寺)で撮ります。線路沿いに撮れる場所が何カ所かあります。その後は会津坂本駅へ戻って、会津川口行で会津柳津まで戻ります。
七折峠のところはこんな感じです。
https://twitter.com/brwafe2/status/957818308908199936
町道から撮っているのでかんじき不要ですが、このさらに奥の、トンネル手前にある冬季閉鎖になる踏切へ冬に向かう場合は最低限ゴム長が必要です。

6, モデルコースC(会津若松市宿泊)

始発列車で会津若松から只見線に乗車し、滝谷へ向かいます。
滝谷駅からちょっと檜原・宮下方面へ歩くと、滝谷橋梁を渡って滝谷駅に入ってくる列車が撮れます。ここは駅から至近で、冬でもかんじきなくても大丈夫です。
https://twitter.com/brwafe2/status/957810642530066433
滝谷で次の会津若松行きを撮影したらすぐに駅に戻り、午前最後の会津川口行に乗って(会津宮下のさらに先)会津水沼駅へ向かいます。
駅から至近の国道252号線水沼橋でお昼過ぎの会津若松行を撮り、少し会津川口方面へ歩いて会津川口行を撮ります。
水沼橋から午前中に撮るとこうなります。
https://twitter.com/brwafe2/status/833551068172845056
これまた撮影後すぐに会津水沼駅まで戻って16時前の列車で会津若松まで戻ります。

7, お昼ご飯とかは?

会津若松市内に泊まることの利点の一つは、当日の朝にコンビニでお昼ご飯を買っておくことが可能なことです。
プランAとプランBはそれぞれ道の駅や三島町内でお昼ご飯を食べられるのですが、プランCでは滝谷と会津水沼でお店が近くにありません。この場合は朝におにぎりやパンを買っておけることが大きな利点になります。

三島町内以外でお店があるのは、
・柳津町で会津坂下インターそばにセブンイレブン
・柳津町で会津柳津駅から少し会津坂本方へ歩いた側にファミリーマート
・会津柳津駅から少し歩いた道の駅(道の駅 会津柳津
・会津中川駅すぐそばの道の駅(道の駅 奥会津かねやま
また会津柳津駅から少し歩いた柳津町内、会津川口駅前の金山町内にもそれぞれお店がいくつかあります。

8, まとめ

初めての訪問でも、若松や柳津に泊まるれば鉄道利用で1日に3カ所くらいを回ることが可能です。服装や装備は入念な準備が必要ですが、列車利用でも楽しむことができます。
またプランの組み合わせも可能で、たとえば柳津泊のBでスタートして朝の列車を柳津町内で撮影し、午前最後の会津川口行で会津宮下へ向かい、三島町で午後を過ごすこともできます。
2回目以降は撮影地の位置関係や距離感覚もつかめてくるので、三島町での宿泊や、只見町で前泊して午前中に三島町などへ移動し撮影、夕方~夜に若松へ抜けるといった楽しみ方もできます。

0 件のコメント: