Super GTは2クラス混合で、特にGT300クラスは多彩な車種がサーキットで暴れ回ることから、前身のJGTCからかれこれ15年程度は見ています。
今年の第一戦は例年通り岡山でしたが、予選~決勝でNSXが続々リタイヤするという珍しいトラブルに見舞われました。
“NSX5台全車に起きたまさかのトラブル。「これまで壊れたことがない部品」とホンダGT佐伯リーダー ”
“【SUPER GT・画像11枚】ホンダNSX-GTにトラブル多発「3年以上トラブルのないパーツに問題発生・・・想定外」 - TopNews”
“【スーパーGT】ホンダの悪夢。佐伯PL「3年問題なかった部品が…」”
原因は「電装系」とし、それ以上の詳細は示されていないのですが、不思議なのは「これまで3年に亘って問題なく動作していたパーツが原因」であること。これは「今年変わった何か」それも「スロットル」あるいは「燃料系」に関係しているように思います。
そこですごく気になったのが今年から投入された新エンジン
“ホンダ、2017年に向けて新エンジン『HR-417E』を投入。スーパーGTでも活用へ”
安直な考えですが「今までちゃんと動いていた」のであれば、パーツそのものが問題を抱えてるとは思いません。ここで症状(スロットルに反応しない)と「このパーツが協調していた部品」を照らし合わせたとき、エンジンとの相性が原因なのではないかと思います。それもおおよそ300 kmほど走ったときにエンジンそのものまたは制御に不具合を生じてしまう可能性が考えられます。
ただしベンチテストは“新エンジンと組み合わせた状態でも”十分に行ってきたということですし、この「組み合わせに起因する問題」については初期の段階で十分に検討されつくされてるでしょうから、これが原因ではないでしょう。“ロットの問題”ということは十分に考えられ、たとえば半田付けが不完全なために振動に繰り返し晒されることで接触不良を生じることは起こりえます。
普段はモータースポーツのことほとんど書かないのですが、気になったのでまとめました。
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