特に決めていないところも多いのですが、一部には「光学構成の種類によって」名称を与えるたとえばZeissなんかがあります。
Zeissでは広角版対称形のBiogonなんかが好きです(生命だから)。ある程度は数値に依存した設計を行う設計者なのに、夢というか壮大な心があるんだなあと感心。さらにHologonなんて涙が出てきそう(Horusという神)。あとはSonnarも揺さぶられます(こっちは太陽)。原型が完成したとき、博士はどれほど喜びに満ちていたのか。
あと大口径タイプのいくつかのレンズで共通に用いられる"Nacht"も好み。Leicaの"NOCTILUX"やVoigtlanderの"NOCTON"、さらにはNikonの"Nokt Nikkor"はどれも語源がNachtと言われています。
Nacht系レンズはどれも絞りを開放したときの性能を念頭に設計されているそうです。絞ればもちろん申し分ない性能ですが、時々は開放で設計思想に触れるのも一興。そして自分の意図する上がりに合わせて絞りを調整すればいい。
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