2009年7月19日日曜日

Tomixキハ52大糸線

何かと話題で在庫切れが続出(でも次々に入荷している)らしいのですが、この製品には謎があります。

・なぜ大糸線(一般色)のほうは国鉄仕様でないのか。

大糸線仕様と首都圏色の差異を探すと

1,台車とカプラーの色(首都圏色は標準的な黒、大糸線仕様はグレー)
2,ワンマン表記(大糸線仕様にのみ存在)
3,冷房装置(首都圏色は搭載なし、大糸線仕様は搭載済み)


になります。それぞれについて考えてみます。



1,については互換品がある(首都圏色のモーター車と簡単に交換できる)ので問題ありません。新津の車両は台車がグレーだったりします。もっとも東日本は機関更新で様子が変わってしまっていますが。話が逸れました。

2,は台車から車体を取り外すと別パーツになっているので簡単に取り外せます(簡単にではないかもしれませんが、取り外しは可能)。そして首都圏色の車体にもこのワンマン表記の取り付け穴は存在するので156を再現することも可能です。

3,については冷房装置が取り外せます。が、大糸線仕様は首都圏色に比べ屋根に開いている穴が2つ多いのです(冷房装置取り付け用途の穴)。なおベンチレーターの穴は両者共に開いています。
つまり大糸線仕様に冷房装置を取り外してベンチレーターをはめると2つほど余計に穴があいたままになります。

結局のところ国鉄仕様と大糸仕様を切り替えるときに1,と2,はいいのですが、3,は問題になります(開けた穴は戻せない)。

キハ52の一般色(国鉄仕様)を製品化して、大糸線仕様にしたければ
(A)屋根にピンバイスで穴を開け、付属の冷房装置パーツを取り付ける
(B)ワンマン表記のパーツを取り付ける
としておけば国鉄にも大糸線にもできます。だとすると何故あえてはじめから大糸線としたのか、考えれば考えるほど不思議です。KATOはキハ52を製品化していますし。

あ、でも大糸線仕様はさらにHゴムが黒だったりトイレが撤去済みだったりと、細かいことをいえばやはりダメ。難しいっすな。国鉄前期型(または後期型)の一般色キハ52が出れば面白そうです。先代のTomixキハ58なんかは国鉄急行色以外のバリエーションが非常に多かったので、このキハ52も国鉄一般色や飯山線色などが出ないか楽しみです。

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