2010年11月25日木曜日

Zeissレンズの設計思想(噂です)

Zeissから発売されている一連のSLR用レンズ。どれもこれも「一癖」ある描写です。周辺光量不足、歪曲収差、コントラスト・・・

PlanarやDistagonはどれもだいたい周辺光量落ちが存在します。でも2~3段ほど絞ればすっきり解消。 少し残るのがDistagon18くらいだったような。

絞りによる甘さはPlanar85/1,4がもっとも顕著でPlanar50/1,4が次点くらい。その他の広角系は開放からシャープだしマクロの2本も開放からシャープ。Distagon25mmは周辺がちょっとと言われていますが絞りによる変化はないし、MTFを見る限り良好な値(周辺部は除く)。

歪曲収差はDistagonの最広角側2本(18mmと21mm)が陣笠でちょっと扱いづらいものの、他はかなり良好に補正。そもそも陣笠の2本だってそんなに酷い値ではありません。

色収差はどれもかなり良好に補正されています。ちょっと弱いものもありますが極悪なレンズはありません。

これらの製品はレンズの特性を正しく把握し、自分のイメージに沿って使いこなせる人に向いている。万能レンズを設計しているわけではない。このため数値評価のみではそこまで高い評価を得づらいそうです。

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