☆★★★★ Anker Prime Charging Station
★★★★★ Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)
☆☆★★★ CIO SMARTCOBY Pro SLIM
USB-CのPower Deliveryの規格が日々拡充しているのは周知のとおりですが、以前からある最大出力18 Wの充電器+入出力27 W対応のバッテリーでは手元の機器(たとえばSurface Pro 8でSSDを換装したアレ)が思うようには充電できず環境を一新することにしました。
クイックレビュー
- Anker Prime Charging Station
☆★★★★
値段は高く入力電圧は125 Vまでだが、薄くて良いので◎
100 Wを超えるとコイル鳴きがまあまあ気になるので1点減点
とはいえ60 Wくらいまではコイル鳴きなし
- Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)
★★★★★
文句なし
朝の30分でスーパークイックな充電ができる
肩を脱臼したり腱鞘炎になる恐れがある重さで値段が高いのは我慢して
- CIO SMARTCOBY Pro SLIM
☆☆★★★
思ったより電池が早くなくなっていく感覚を持つ(気のせい?)
後述するが、ケーブルは60 Wで発熱して端子が緩くなる
たしかにバッテリーは35 Wまでとはいえ2点減点
検討の経緯
1. バッテリー#1
まずはバッテリーをどうにかして、充電器は後から考えればいいやと軽く考えていました。バッテリーはパススルー対応でUSB-Cで100 W以上の入力があること、容量は100 Whを僅かに下回る 26800 mAh @.3.7 V程度のスペックを狙うことにしました。
Ankerのサイトを巡回しててまず気づいたのがパススルー対応モデルが意外と少ないこと、大容量のモデルも実はあまりないことが分かりました。20000 mAhを超える中でUSB-Cで充電できないものは自動的に除外、USB-Cで出力が65 Wでも入力が30 Wでは充電に時間がかかるので除外、残ったなかからパススルーが明記されているものを残すと、買った737かAnker Prime Power Bankシリーズのどれかになりました。USB-Cの1本で140 W入出力に対応する737になりました。
20000円くらいと値段が高い一方で、たまに16000円くらいには下がることがあるためいったん保留しました(その後買っています)
2. 充電器
ここで問題が発覚して、それは充電器の選択です。結果的にはAnker Prime Charging Stationになりましたが、737の良さを100%活かすには140 W出力が必須です。65 Wまでは安いのに100 W以上は急に値段が張ります。
100 Wも140 Wもいずれも値段が高いなら瞬発力がある140 Wのほうが絶対に良いです。1.4 倍の速度で充電できますので所要時間は最小で0.7倍に短縮されます。
140 W対応だとどうしても大きくなりがちです。
https://www.adtec.co.jp/product/charger/apd_pd31/
https://www.ankerjapan.com/products/a2341
https://ugreenjapan.com/product/ugreen-nexode-%E5%85%85%E9%9B%BB%E5%99%A8-140w-4%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/
値段も高いし、コンセントを不当に(?)占拠するのも嫌なのでなにかないか探してて見つけたのが延長ケーブルにUSB出力ポートが付随しているタイプ
https://www.adtec.co.jp/product/charger/apdt-v130a2c3/
https://www.ankerjapan.com/products/a9126?variant=42278886080673
その中でも1ポート140 Wでいけるのが選択したこれ
https://www.ankerjapan.com/products/a9128?variant=43129533497505
問題は値段がかなり高いのと、入力電圧が125 Vまでで海外には持って行けない点です。この価格と入力電圧の観点ではADTECのが良いですね…とはいえ140 Wが絶対条件だったので Anker Prime Charging Stationを買いました。
3. バッテリー#2
先に述べたとおり、Anker PowerBank 737は安売りのタイミングを狙っていたためパスしましたが、充電器は買ってしまいました。前からのUSB-C対応バッテリーは27 Wの入出力で心元なかったので一時しのぎに少し小さめの10000 mAh程度のバッテリーを新規で買うことにしました。
例によってパススルー充電に対応する小型な10000 mAh程度のものを探ってみると出てきたのがCIOのバッテリーです。入出力は65 Wではなく35 Wまでですが、モバイルWi-Fiルーターの電源供給が主なのでまあいいかという感じでした。
付属ケーブルがイマイチで、USB-CだとeMarkerがない場合は最大で60 Wになる(20 Vの3A)のですが、このとき発熱でUSB端子が緩くなってる…捨てます笑
4. その他の経緯
ここからは歴史の話
モバイルバッテリーというとデカいDCアダプターを突っ込んで充電するタイプがしばらく続き、このころ100 Whくらいまでのバッテリをいくつか使っていました。パススルーは当然ながら対応していました。この頃は今のパススルーと違って、全力で充電して全力で放電することができて便利でしたが、セルは傷んだでしょうねえ…まあそれでも目に見えた顕著な容量の低下はなかったので便利でした。DCケーブルの先端は10+種類の中から自分で付け替え可能でした。ただし電圧はDCは12/15/19Vを手動で切り替える必要があったので、うっかり間違えると最悪の場合は接続先のデバイス(しばしばノートパソコン)が壊れる問題がありました。だいたいは過電圧保護があるので大丈夫ですが、まあ心配は心配です。
その後USB micro Bによる接続の超ノロノロ充電の時代が始まって、正直充電速度が遅すぎて話にならないため買っていません。5000 mAhくらいのモデルが、充電時間という観点で実用上の限度だったのではないかと思います。モデルによっては2入力で充電時間を半分にしたものもあったような気がします。ほかにもQuick Chargeという規格(今だとQC3.0など)で電圧電流をUSB規格違反する過激なものもあります(笑)
その後USB-Cが少しずつ普及するとともにPower Deliveryの規格も日々進化し続けて、絶妙な買い時が分からない時期がしばらくありました。一度買ったバッテリーはAnker PowerCore+ 26800 PDで、PDは27 Wに対応しています。
https://www.ankerjapan.com/products/b1375
その後にPDの45Wモデル(Anker PowerCore+ 26800 PD 45W)が出て、コレにしておけば良かったかもなあと思う一方で、やや大きな10000円→12000円という価格差は無視できません。
https://www.ankerjapan.com/products/b1376
しかもパススルーにどうやら非対応(実際には確認していません)ということでパスしました。そうこうしているうちにUSB-Cなら65 Wくらいないと…という感じになって今に至りました
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